大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦重を取り巻く 人物像が一気に分かる!
江戸後期を代表する版元の蔦屋重三郎と、同時代の狂歌・戯作・浮世絵の才人たち。総勢12人について、その活動や人となりのわかるエピソード、作品の魅力と読み解き方をわかりやすく紹介する。天明の狂歌大流行の中心人物・大田南畝、「宝暦年中の色男」朋誠堂喜三二、『八犬伝』を執筆する前の曲亭馬琴、若かりし日の葛飾北斎、喜多川歌麿……。一人ひとりの人生をたどれば、蔦重の時代と江戸の娯楽文化のありようが見えてくる。
江戸後期を代表する版元の蔦屋重三郎と、同時代の狂歌・戯作・浮世絵の才人たち。総勢12人について、その活動や人となりのわかるエピソード、作品の魅力と読み解き方をわかりやすく紹介する。天明の狂歌大流行の中心人物・大田南畝、「宝暦年中の色男」朋誠堂喜三二、『八犬伝』を執筆する前の曲亭馬琴、若かりし日の葛飾北斎、喜多川歌麿……。一人ひとりの人生をたどれば、蔦重の時代と江戸の娯楽文化のありようが見えてくる。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
はじめに――ふぐ汁の約束に集まった人々
凡例
版元
蔦屋重三郎
狂歌人
大田南畝(四方赤良)
朱楽菅江
石川雅望(宿屋飯盛)
戯作者
恋川春町
朋誠堂喜三二
山東京伝(北尾政演)
曲亭馬琴
十返舎一九
浮世絵師
北尾重政
葛飾北斎(勝川春朗)
喜多川歌麿
おわりに――戯作の時代/東洲斎写楽
注
蔦屋重三郎の時代 狂歌・戯作・浮世絵の12人 が含まれている特集
「蔦屋重三郎の時代 狂歌・戯作・浮世絵の12人」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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彼らには本職があり戯作活動は趣味的要素が大きく接待などがお礼替わりで、だからこそ純粋に楽しむことが出来て武士と町人が入り混じった"狂歌連"というサロンのようなものが自然発生的に生まれたのでしょうね。特に
彼らには本職があり戯作活動は趣味的要素が大きく接待などがお礼替わりで、だからこそ純粋に楽しむことが出来て武士と町人が入り混じった"狂歌連"というサロンのようなものが自然発生的に生まれたのでしょうね。特に狂歌には滑稽な捻りが必要な一方で高尚さだけではない茶化しも含まれていてそれでいてギリギリの線で留めておくという匙加減に四苦八苦。寛政の改革以降は特に厳しい社会状況に対する皮肉な内容も多く松平定信との攻防も見え隠れ。戯作などが趣味の産物でしかなかった時代からやがて職業化する時代への出発を担ったのが蔦重だった。
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蔦屋重三郎のいた時代に其々が何をしていたのか、蔦重との関わりがわかる様な出来事・作品を中心に紹介。大田南畝、恋川春町、山東京伝、北尾重政、他。狂歌人の朱楽菅江(あけらかんこう)は殆ど知らなかったので、
蔦屋重三郎のいた時代に其々が何をしていたのか、蔦重との関わりがわかる様な出来事・作品を中心に紹介。大田南畝、恋川春町、山東京伝、北尾重政、他。狂歌人の朱楽菅江(あけらかんこう)は殆ど知らなかったので、経歴等知れて良かったです。東洲斎写楽は江戸時代には「とうじゅうさい」と読まれたと考えられているとの事。
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便乗本にはちがいないが、蔦重を中心とする戯作師らの群像が手際よく整理されていて、勉強になった。天明~文化文政の社会をもう少し俯瞰する視野があるといいなとも思うし、人物によっては物足りない項もあるが、図
便乗本にはちがいないが、蔦重を中心とする戯作師らの群像が手際よく整理されていて、勉強になった。天明~文化文政の社会をもう少し俯瞰する視野があるといいなとも思うし、人物によっては物足りない項もあるが、図版キャプション、注も行きとどいてそこいらの便乗本とは一線を画す。
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gorgeanalogue
2025年03月03日
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