古墳とはなにか 認知考古学からみる古代

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
320
ISBN:
9784044007638
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古墳とはなにか 認知考古学からみる古代

  • 著 松木 武彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年05月23日
判型:
文庫判
ページ数:
320
ISBN:
9784044007638

日本列島に築かれた古墳とは何であったのかを問う、認知考古学の最前線。

なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日本列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。


なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。神格化の装置から単なる墓へ。3世紀から7世紀の日本列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。


※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

3~7世紀の日本列島に10万基以上も築かれた古墳とは何であったか。「神格化の舞台」から単なる「墓」へ。3世紀から7世紀の日本列島に10万基以上も築かれた古墳とは何であったかを問う。

第1章 古墳があらわれるまで
第2章 前方後円墳を解剖する
第3章 巨大古墳の世界
第4章 古墳文化の衰亡
第5章 世界のなかの古墳文化

「古墳とはなにか 認知考古学からみる古代」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 古墳とは古代の偉い人のお墓でしょ、くらいの認識でもって読んだ。作られた時代、かたち、大きさ、葬られた人の位置付け、作られた地域、副葬品の内容と量、建造の方法、石室の位置やかたち、世界の墳墓との時代的地 古墳とは古代の偉い人のお墓でしょ、くらいの認識でもって読んだ。作られた時代、かたち、大きさ、葬られた人の位置付け、作られた地域、副葬品の内容と量、建造の方法、石室の位置やかたち、世界の墳墓との時代的地域的な関連性などから古墳を考察する。非常に内容が広範囲であることから消化できたとは言い難いが、古墳は面白い。古代の日本の地図を脇に置きながら読むと良さそうだ。唯一、古墳内の装飾とりわけ壁画にはほぼ言及がない。 …続きを読む
    てん06
    2024年04月27日
    19人がナイス!しています
  • 前方後円墳の成り立ちが詳述 前方後円墳の成り立ちが詳述
    fseigojp
    2023年11月08日
    7人がナイス!しています
  • なぜ大型古墳は「前方後円」なのか、なぜ各地に巨大古墳があるのか、そしてなぜ古墳は消えていったのか等々を考える一冊。 大型古墳は被葬者を神格化するための装置であったが、社会がそうした行為を必要としないよ なぜ大型古墳は「前方後円」なのか、なぜ各地に巨大古墳があるのか、そしてなぜ古墳は消えていったのか等々を考える一冊。 大型古墳は被葬者を神格化するための装置であったが、社会がそうした行為を必要としないようになると単なる「墓」になっていったという指摘はなるほど、と思わされた。 …続きを読む
    於千代
    2025年03月06日
    3人がナイス!しています

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