ゾンビ化する社会 生きづらい時代をサバイブする

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年07月30日
判型:
四六判
ページ数:
232
ISBN:
9784041133774

ゾンビ化する社会 生きづらい時代をサバイブする

  • 著者 中野 信子
  • 著者 岡本 健
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年07月30日
判型:
四六判
ページ数:
232
ISBN:
9784041133774

ゾンビとは現代の教養であり、私たちが生きる社会を映す鏡である――

脳科学者である中野信子とメディア・コンテンツの研究者ながらVtuber「ゾンビ先生」としても活躍する岡本健がゾンビというフィルターを通して社会を捉え直した1冊。


中野信子
「岡本先生とのセッションはとにかく毎回楽しくて、議論が発散して思考が拡がっていく喜びを味わいました。制限を受けずに知的遊びができる方に出会うことのできる機会はなかなかありません。対談が終わってしまうのは、なんだかさみしく感じられたものでした。きっとわたしは、あとで本書を何度も読み返して、『あんなことも話したかった、こんなことも話せばよかった』と思うでしょう」

岡本健
「中野信子先生とお話をした後は、いつも頭がアツくなります。(略)対談は三回にわけて行われたのですが、毎回話題がどこに転がるかわからないスリリングな時間であるとともに、『どっちに転がっても面白くなる』という安心感がそこにはありました」


【内容について】
本書では、ホラーエンタメとしてのゾンビ映画の歴史を辿りながら、それがどのように社会を映し出す鏡となってきたのかを考察。ブードゥー教に端を発するゾンビが、科学の力で生み出される存在へと変化し、さらには「走るゾンビ」や「意識を持つゾンビ」が登場する中で、人間の階層社会や個と集団の関係性、そして現代人の「思考停止」や「リセット願望」といった心理が浮き彫りになります。

「ゾンビは、人間社会の歪みを鮮やかに描き出す媒介変数である」と語る二人の知的なセッションは、時に脱線しながらも、人間がなぜ物語を必要とし、変化を求めるのか、そして「終わりなき日常」をどうサバイブしていくのかという根源的な問いへと繋がります。ゾンビを介して、人間と社会の奥深さを探求する一冊です。
脳科学者である中野信子とメディア・コンテンツの研究者ながらVtuber「ゾンビ先生」としても活躍する岡本健がゾンビというフィルターを通して社会を捉え直した1冊。


中野信子
「岡本先生とのセッションはとにかく毎回楽しくて、議論が発散して思考が拡がっていく喜びを味わいました。制限を受けずに知的遊びができる方に出会うことのできる機会はなかなかありません。対談が終わってしまうのは、なんだかさみしく感じられたものでした。きっとわたしは、あとで本書を何度も読み返して、『あんなことも話したかった、こんなことも話せばよかった』と思うでしょう」

岡本健
「中野信子先生とお話をした後は、いつも頭がアツくなります。(略)対談は三回にわけて行われたのですが、毎回話題がどこに転がるかわからないスリリングな時間であるとともに、『どっちに転がっても面白くなる』という安心感がそこにはありました」


【内容について】
本書では、ホラーエンタメとしてのゾンビ映画の歴史を辿りながら、それがどのように社会を映し出す鏡となってきたのかを考察。ブードゥー教に端を発するゾンビが、科学の力で生み出される存在へと変化し、さらには「走るゾンビ」や「意識を持つゾンビ」が登場する中で、人間の階層社会や個と集団の関係性、そして現代人の「思考停止」や「リセット願望」といった心理が浮き彫りになります。

「ゾンビは、人間社会の歪みを鮮やかに描き出す媒介変数である」と語る二人の知的なセッションは、時に脱線しながらも、人間がなぜ物語を必要とし、変化を求めるのか、そして「終わりなき日常」をどうサバイブしていくのかという根源的な問いへと繋がります。ゾンビを介して、人間と社会の奥深さを探求する一冊です。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

もくじ

はじめに 中野信子

第1章 「ゾンビ学」ってなんですか? ~恐怖エンタメに人間が託すもの~
・世界で愛される「ゾンビ」コンテンツ
・神話に取って代わった科学
・ゾンビ学は人間学
・人間よりゾンビのほうが進化的かもしれない
・フィクションとしての自分設定
・ゾンビとジェンダー  etc

第2章 階層はなぜ生まれてしまうのですか? ~わたしたちはゾンビになりたいのかもしれない~
・社会を映す鏡としてのゾンビ映画
・「明日は今日より必ず暗い」という絶望
・生贄を必要とする脳
・間違えたくない若者
・「とんでもないことになるぞ」の先
・リセット願望  etc

第3章 死にたくなるほどツライ現代をサバイブする ~終わりなき日常を乗りこなす~
・コミュニケーションに相手の意思は必要か?
・みんなが求める解の在り処
・圧倒されると自己認識が変わる
・物語は人類が死に絶えないための装置
・胸糞系コンテンツの魅力
・人間の一番の敵は「自分」かもしれない  etc

おわりに 岡本健

「ゾンビ化する社会 生きづらい時代をサバイブする」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ゾンビ学面白い!ゾンビが走り出してからコンテンツが広がった。ゾンビはノロイという思い込みを脱却。もっと色々学びたい ゾンビ学面白い!ゾンビが走り出してからコンテンツが広がった。ゾンビはノロイという思い込みを脱却。もっと色々学びたい
    読書は人生を明るく照らす灯り
    2025年10月07日
    17人がナイス!しています
  • これ…ゾンビである必要あるのか?と読みながら思いつつも、でもたしかに当てはまるとこもあるかもと思った。全体的に分かりやすいし、思わぬ知識を色々学べた。結局あれかな?自分と違う価値観の人とかがゾンビみた これ…ゾンビである必要あるのか?と読みながら思いつつも、でもたしかに当てはまるとこもあるかもと思った。全体的に分かりやすいし、思わぬ知識を色々学べた。結局あれかな?自分と違う価値観の人とかがゾンビみたいなもんかな。で、洗脳されたらゾンビの仲間入りみたいな。私はバタリアンとキョンシー好きだったけどそれは話に出てこなかったな。後はデッドドントダイぐらいしかみたことないから、そうゆう目線で何か観てみようかな。分かりやすい言葉や支持者見つけて、その思考マルパクリで安心せず、じっくり自分の頭で常に考えることが大事。 …続きを読む
    ズー
    2025年09月12日
    15人がナイス!しています
  • なんとなく、無理やり「ゾンビ」と結び付けての展開のような気もしたが、社会の考察や、脳の話などは面白かった。ただ、個人的にゾンビ映画はまるで知らないし興味もないので、その辺の話は厳しかったかな…。 なんとなく、無理やり「ゾンビ」と結び付けての展開のような気もしたが、社会の考察や、脳の話などは面白かった。ただ、個人的にゾンビ映画はまるで知らないし興味もないので、その辺の話は厳しかったかな…。
    Melody_Nelson
    2025年09月25日
    3人がナイス!しています

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