忘れたとは言わせない

忘れたとは言わせない

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
480
ISBN:
9784041128848

忘れたとは言わせない

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
480
ISBN:
9784041128848

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、ガラスの鍵賞W受賞作。

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、スカンジナヴィア推理作家協会ガラスの鍵賞W受賞作。米TVシリーズ化決定!

23年前、凶悪事件を自白し、保護施設で育ったウーロフ。事件当時14歳だった男が釈放され、帰郷した時、事件は起きた。ウーロフの父が死体で発見されたのだ。犯人と疑われ、世間の誹りを受けるウーロフ。事件の捜査に当たる、ウーロフと同郷の警察官補エイラ。彼女の前に、次第に過去に起きた別の事件が浮かび上がってくる――。

あなたは覚えている。忘れたとは言わせない。

--本書(『忘れたとは言わせない』)によって、アルステルダールは第一級の帰郷小説を書いたことになる。オンゲルマン地方の田園風景や小さな集落、そこに住む人々を鋭敏な感覚で捉え、たったひとつの動きでもひとりの人物のイメージを的確に描き出せることを見せてくれた。悲劇的で、人を虜にし、いまいましいほど良くできた作品だ。(ガラスの鍵賞受賞理由より)

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、スカンジナヴィア推理作家協会ガラスの鍵賞W受賞作。米TVシリーズ化決定!

23年前、凶悪事件を自白し、保護施設で育ったウーロフ。事件当時14歳だった男が釈放され、帰郷した時、事件は起きた。ウーロフの父が死体で発見されたのだ。犯人と疑われ、世間の誹りを受けるウーロフ。事件の捜査に当たる、ウーロフと同郷の警察官補エイラ。彼女の前に、次第に過去に起きた別の事件が浮かび上がってくる――。

あなたは覚えている。忘れたとは言わせない。

--本書(『忘れたとは言わせない』)によって、アルステルダールは第一級の帰郷小説を書いたことになる。オンゲルマン地方の田園風景や小さな集落、そこに住む人々を鋭敏な感覚で捉え、たったひとつの動きでもひとりの人物のイメージを的確に描き出せることを見せてくれた。悲劇的で、人を虜にし、いまいましいほど良くできた作品だ。(ガラスの鍵賞受賞理由より)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

忘れたとは言わせない

著者の注記
訳者あとがき

「忘れたとは言わせない」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 北欧好きにはたまらない作品。巻頭から暗く寂れて陰鬱な自然描写から始まる。14歳で凶悪事件を自白したウーロフは23年ぶりに実家に寄ってみる。そこで見つけたのは父の死体だった。狭い土地で事件はすぐに広まる。事 北欧好きにはたまらない作品。巻頭から暗く寂れて陰鬱な自然描写から始まる。14歳で凶悪事件を自白したウーロフは23年ぶりに実家に寄ってみる。そこで見つけたのは父の死体だった。狭い土地で事件はすぐに広まる。事件を追う事になった警察官補のエイラもまたこの土地で生まれ育っていた。過去と現在の事件の謎と共に、この土地と人間関係がわかってくる。エイラが魅力的でシリーズ化されたとの事。ガラスの鍵賞はこれで5年連続スウェーデン作品が受賞。 【ガラスの鍵賞・スウェーデン推理作家アカデミー賞】W受賞 …続きを読む
    ナミのママ
    2022年09月07日
    70人がナイス!しています
  • 数あるジャンルの中でもミステリーは特に好きなのだが、その中でも所謂北欧ミステリーと言われる作品を読み出したのはここ数年だ。個人的には北欧ミステリーの陰鬱な雰囲気は嫌いじゃない。本作もその雰囲気を感じさ 数あるジャンルの中でもミステリーは特に好きなのだが、その中でも所謂北欧ミステリーと言われる作品を読み出したのはここ数年だ。個人的には北欧ミステリーの陰鬱な雰囲気は嫌いじゃない。本作もその雰囲気を感じさせる。物語はある男が故郷に戻り、父親の死体を発見するところから始まる。主人公である女性警官の捜査が始まり思わぬ方向に物語は進んでゆく。性犯罪とその被疑者、小さなコミュニティでの偏見の目などどの場所でも起こり得る問題を扱っている。人生は誰のものなのか、人は本当にやり直せるのか。北欧ミステリーの魅力を備えた作品。 …続きを読む
    ゆのん
    2022年07月19日
    64人がナイス!しています
  • 図書館の新刊コーナーにあって、つい目が合ってしまった。北欧ミステリ。寒くて、森や湿地がたくさん出てくるイメージどおりの北欧ミステリ。でも今回は、スウェーデンの夏が舞台。23年前の少女の失踪事件と現在起き 図書館の新刊コーナーにあって、つい目が合ってしまった。北欧ミステリ。寒くて、森や湿地がたくさん出てくるイメージどおりの北欧ミステリ。でも今回は、スウェーデンの夏が舞台。23年前の少女の失踪事件と現在起きた老人の殺害事件が絡み合い、最後はタイトルの言葉が突き刺さる。スウェーデンの実際起きた事件もモチーフになっているので、とてもリアルに感じられた。そして何より、捜査するエイラが魅力的。仕事が出来て周りに期待され、多分美しい女性だ。私生活で危なっかしい所にはヒヤッとするけれど。楽しみなシリーズが増えてしまった。 …続きを読む
    minami
    2022年10月29日
    55人がナイス!しています

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