私は幽霊を見ない 電子版

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発売日:
2022年07月21日
商品形態:
電子書籍

私は幽霊を見ない

  • 著者 藤野 可織
発売日:
2022年07月21日
商品形態:
電子書籍

幽霊探しに余念のない著者。芥川賞作家が蒐集した怖い話

私は幽霊を見ない。見たことがない。さらに目が悪い。心眼でも見えないし、知覚する脳の器官も機能しない……。だけどいつでもどこでも怖がっている筋金入りの怖がりだ。そんな著者は怪談専門誌で怪談実話を連載することに。そこで小学校時代からの恐怖体験を紹介。築百二十年の小学校の女子トイレには、“四時ばばあなる老怪女”や“病院で死んだ三つ子の霊”が出現すること。大学時代の友人たちから怖い話を聞き取りしたこと。友達の友達のお姉さんがイギリスのホテルで胸苦しくて目覚めると、金髪の白人女性がなにかをまくしたてながら首を絞めてきた話や、所属していたカメラクラブの部室の廊下を首のない女が走るという話などを思い出す。芥川賞を受賞し、上京した際には、編集者や出会った人たちからの聞き取りを怠らなかった。タクシー運転手が背負った自殺者の霊の話、マン島で見た妖精のような小さい人と目が合うとウインクしてどこかへ消えた話、自分が殺される夢を見たその夜に殺人事件が起こった話、深夜誰もいないトイレで鳴らされたナースコールなど。心霊体験をしたいがために、徳島県の廃墟ホテル訪問したり、レジデンスで訪れたアメリカで出ると言われているホテルに泊まったが幽霊には出会えず。幽霊には会えていないけれど、幽霊とは何かという問いの答えは知っている。“幽霊とは、生きているときに上げられなかった声”だ。私たちは誰であれ今でも、上げられない声を抱えながら生きているから、こんなにも幽霊を追い求めるのだろう。著者の幽霊探しの旅は続く。文庫化にあたり、書下ろし収録。【解説】朝吹真理子 【カバー絵】アンジェラ・ディーン

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「私は幽霊を見ない」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【所蔵】「幽霊を見ない」とタイトルにあるし、実際「見たことがない」と作中で何度も語られるのに、何故こんなに怖いのか笑。何か今変なことがあった…あれは何だったんだろう…後から考えても判らない曖昧なこと。 【所蔵】「幽霊を見ない」とタイトルにあるし、実際「見たことがない」と作中で何度も語られるのに、何故こんなに怖いのか笑。何か今変なことがあった…あれは何だったんだろう…後から考えても判らない曖昧なこと。夢かもしれないし、勘違いかも、気のせいかもしれない。なのに怖いったら笑!普段エッセイは苦手で避けているのだけど、この本はとても面白く、著者に親しみを感じた。私も怖い話は大好きだけどめちゃくちゃ怖がり笑。でも著者は幽霊を見たくてたまらないみたいだけど、私は見たくはないなぁ…怖いもん。意味が判らない怪異は怖いよ。 …続きを読む
    小夜風
    2022年07月25日
    19人がナイス!しています
  • 面白かった。藤野さんに幽霊は見えないけど、怖い話はどしどし集まるし、幽霊は見えないけど、不思議なことも少し起こる。淡々と怪談が綴られる合間合間の、京都弁の会話ががいい感じ。エア猫、取り入れたい。 面白かった。藤野さんに幽霊は見えないけど、怖い話はどしどし集まるし、幽霊は見えないけど、不思議なことも少し起こる。淡々と怪談が綴られる合間合間の、京都弁の会話ががいい感じ。エア猫、取り入れたい。
    ふるい
    2022年07月27日
    8人がナイス!しています
  • 僕も幽霊を見ないのだが、怪異に対する関心だけはあり続けているので共感してしまう。とはいえ、エッセイで端から見ているとどうして見えないかも何となく理解できる気がする。藤野可織自身が体験する不思議な話に幽 僕も幽霊を見ないのだが、怪異に対する関心だけはあり続けているので共感してしまう。とはいえ、エッセイで端から見ているとどうして見えないかも何となく理解できる気がする。藤野可織自身が体験する不思議な話に幽霊というラベリングを貼らないから。その代わりに他人の怪異を集めているのかもしれない。全体的に緩く、しかし現実と繋がった世界の怪異譚という趣で面白かった。「幽霊とかそういうの縁が無いんですよー」という人に「そうですよね!見えなくても人生変わんないですよね!」と脳内でハイタッチするところがお気に入り。 …続きを読む
    佐倉
    2022年07月26日
    7人がナイス!しています

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