ミラーワールド

ミラーワールド

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年07月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784041109915

ミラーワールド

  • 著者 椰月 美智子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年07月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784041109915

『明日の食卓』著者が本当に描きたかった、心にささる男女反転物語。

「だからいつまで経っても、しょうもない女社会がなくならないのよ」
「男がお茶を汲むという古い考えはもうやめたほうがいい」
女が外で稼いで、男は家を守る。それが当たり前となった男女反転世界。池ヶ谷良夫は学童保育で働きながら主夫をこなし、中林進は勤務医の妻と中学生の娘と息子のために尽くし、澄田隆司は妻の実家に婿入りし義父とともに理容室を営んでいた。それぞれが息苦しく理不尽を抱きながら、妻と子を支えようと毎日奮闘してきた。そんななか、ある生徒が塾帰りの夜道で何者かに襲われてしまう……。

「日々男女格差を見聞きしながら、ずっと考えていた物語です。そんなふうに思わない世の中になることを切望して書きました」――椰月美智子
「だからいつまで経っても、しょうもない女社会がなくならないのよ」
「男がお茶を汲むという古い考えはもうやめたほうがいい」
女が外で稼いで、男は家を守る。それが当たり前となった男女反転世界。池ヶ谷良夫は学童保育で働きながら主夫をこなし、中林進は勤務医の妻と中学生の娘と息子のために尽くし、澄田隆司は妻の実家に婿入りし義父とともに理容室を営んでいた。それぞれが息苦しく理不尽を抱きながら、妻と子を支えようと毎日奮闘してきた。そんななか、ある生徒が塾帰りの夜道で何者かに襲われてしまう……。

「日々男女格差を見聞きしながら、ずっと考えていた物語です。そんなふうに思わない世の中になることを切望して書きました」――椰月美智子

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ミラーワールド」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 男女の役割が反転した世界。男社会ならぬ女社会で、さまざまな差別や抑圧をうける男性たちの生きづらさが描かれる。現実の女性にとっては、散々訴えている問題だらけで、その既視感にうんざりする。もし男性がこの小 男女の役割が反転した世界。男社会ならぬ女社会で、さまざまな差別や抑圧をうける男性たちの生きづらさが描かれる。現実の女性にとっては、散々訴えている問題だらけで、その既視感にうんざりする。もし男性がこの小説を読んで、女性はこんなに生きづらかったのか!といまさら気づいているようでは、だいぶ周回遅れな気もするが、家「母」長制でも現実と同じ社会の風景が違和感まで含めてほとんど変わらずそのまま描かれていることが怖くもあり、また社会は女性でも回してけるんじゃん、と勇気づけられもする。⇒ …続きを読む
    こーた
    2021年10月02日
    255人がナイス!しています
  • 椰月さんは油断してると時々ズドンと響く作品を読ませてくれるのでこれも?否、これは・・どうなんだろう。ミラーと言うのだから男女の反転物語なのだが、モヤモヤ違和感があった。池ヶ谷家、中林家、澄田家この3家 椰月さんは油断してると時々ズドンと響く作品を読ませてくれるのでこれも?否、これは・・どうなんだろう。ミラーと言うのだから男女の反転物語なのだが、モヤモヤ違和感があった。池ヶ谷家、中林家、澄田家この3家族の在り様にオイオイって突っ込みながらの読書になり、しまいにはちょっとゲンナリ(汗)どっちが偉いとかどっちが上とか・・なんか変。現実世界では既に実質的に反転を生きている家庭はあるよね。社会的性別を提起したかったのかな?まぁ難しく考えずに読んだが池ヶ谷家の離婚は賛成だった。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2021年08月10日
    209人がナイス!しています
  • 男性と女性の立場や役割が入れ替わったミラーワールド。同じ中学に通う子どもを持つ3人の主夫は、働く妻さんを支え、家事をこなし、子供の世話をする。男子小学生の夢がお婿さんという世界では、女尊男卑の考えが定 男性と女性の立場や役割が入れ替わったミラーワールド。同じ中学に通う子どもを持つ3人の主夫は、働く妻さんを支え、家事をこなし、子供の世話をする。男子小学生の夢がお婿さんという世界では、女尊男卑の考えが定着し、おばさんによるパワハラ、セクハラが横行する。小説を読みながら、頭の中でどうしても男女を入れ替えて読んでしまう自分がいて、気分は良くなかった。ステレオタイプに描かれた横暴な女性は、どこかにいるかもしれないが、そんな人ばかりではない。性差別の問題を若い世代が正しく認識していることに希望があったが・・。 …続きを読む
    ウッディ
    2021年12月14日
    169人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品