- 著 高橋 敏
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年12月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784044006402
江戸のコレラ騒動
- 著 高橋 敏
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年12月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784044006402
民衆の迷信と笑えない。新型コロナ騒動を彷彿とさせる庶民たちの姿を活写。
黒船来航直後、幕末の江戸を大地震が襲った。安政5年、これにコレラが追い打ちをかける。3日で死ぬといわれたコレラ。それを操るとされた悪狐を倒すため、強い霊力を持つ御神犬や御札を求め、さらには京から神社を勧請。無礼講の祝祭に走った。当時の人々がどのようにコレラと闘ったのか、東海の村に残る記録から再現。民衆の迷信と笑えない。新型コロナ騒動を彷彿とさせる、おかしくもたくましい庶民たちの姿を活写する。解説:小松和彦。『幕末狂乱』を改題の上、文庫化。
もくじ
1 名主の見た幕末の「不安」
2 コレラの恐怖と妄想
3 京都・吉田神社を勧請する
4 アメリカ狐と三峯山御犬拝借
5 江戸のコレラ騒動 禦ぎから祝祭へ
解説 小松和彦
2 コレラの恐怖と妄想
3 京都・吉田神社を勧請する
4 アメリカ狐と三峯山御犬拝借
5 江戸のコレラ騒動 禦ぎから祝祭へ
解説 小松和彦
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「江戸のコレラ騒動」感想・レビュー
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黒船来航と政情不安、地震に津波とコレラが続いた幕末は災厄の集中期か。庶民は恐怖に震えながら信仰にすがるしかなかった実態を、各地に残された記録から明らかにする。神社を勧請したりお札や神犬を求めるなどの除 …続きを読む2021年03月01日51人がナイス!しています
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解説が小松和彦氏という時点で迷わず買い。文庫化した経緯も少し面白い。「江戸の」とあるが江戸についての話は一部であり、幕末期におけるコロナ騒動と異国の関連を庶民目線で見るという本。未知の病や異国に後手後 …続きを読む2021年01月15日13人がナイス!しています
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庶民の残した記録を紐解き、幕末に日本を襲ったコレラ騒動の顛末を書いた一冊。欧米が、アジアや南米、アフリカにまで勢力を伸ばして行った結果、現地でひっそりと住民と共存していたコレラ菌と出会ってしまった。そ …続きを読む2020年12月28日7人がナイス!しています