この本を盗む者は

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年10月08日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
344
ISBN:
9784041092699

この本を盗む者は

  • 著者 深緑 野分
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年10月08日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
344
ISBN:
9784041092699

森見登美彦さん推薦。本の魔力と魅力を詰め込んだ、空想の宝箱!

「ああ、読まなければよかった! これだから本は嫌いなのに!」
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。

【推薦文続々!】
呪われて、読む。そして書く――私たちは!
――作家 森見登美彦さん

盗まれる本たちの魅力的なこと!
私もブックカースの世界に迷い込んでしまったような錯覚にくらくらした。
――作家 宮下奈都さん

想像力に底があり、その底が抜けることがあるということを、久々に実感した。すごい本が出てしまったものだ!
――翻訳家 金原瑞人さん

『この本を盗む者は』は、わずか2頁で私の心を盗んでしまった。時間にして5分足らずの早業だ。
――明林堂書店南佐賀店 本間 悠さん (文芸WEB マガジン「カドブン」より)



※電子書籍版には特典として、カバーイラストコンペ応募作品のイラストギャラリーを収録しています。
「ああ、読まなければよかった! これだから本は嫌いなのに!」
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。

【推薦文続々!】
呪われて、読む。そして書く――私たちは!
――作家 森見登美彦さん

盗まれる本たちの魅力的なこと!
私もブックカースの世界に迷い込んでしまったような錯覚にくらくらした。
――作家 宮下奈都さん

想像力に底があり、その底が抜けることがあるということを、久々に実感した。すごい本が出てしまったものだ!
――翻訳家 金原瑞人さん

『この本を盗む者は』は、わずか2頁で私の心を盗んでしまった。時間にして5分足らずの早業だ。
――明林堂書店南佐賀店 本間 悠さん (文芸WEB マガジン「カドブン」より)



※電子書籍版には特典として、カバーイラストコンペ応募作品のイラストギャラリーを収録しています。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一話 魔術的現実主義の旗に追われる
第二話 固ゆで玉子に閉じ込められる
第三話 幻想と蒸気の靄に包まれる
第四話 寂しい街に取り残される
第五話 真実を知る羽目になる

深緑さんの直筆POPも公開!

プロモーションムービー

物語に飲み込まれていく街を救うため 少女たちは本の世界を冒険する/深緑野分『この本を盗む者は』PV

「この本を盗む者は」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 人物造型も語りの文体も、あたかもコミケで売られている同人誌に書かれたもののようだ。もっとも、それをプロ風にアレンジしたといったレベルではあるけれど。深緑野分を読むのは4作目だが、プロデビュー前のこの作 人物造型も語りの文体も、あたかもコミケで売られている同人誌に書かれたもののようだ。もっとも、それをプロ風にアレンジしたといったレベルではあるけれど。深緑野分を読むのは4作目だが、プロデビュー前のこの作家はもともとがこういう作風であったのか、あるいは作家としての成功を背景に、このあたりで自分のほんとうに書きたいものを書いた結果であったのか。書いている作家自身は大いに楽しんでいるだろう。そして、それに共振してワクワクしつつ歓迎する読者も一定数いるだろう。だが、その共犯関係の外にいる読者は戸惑うのである。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2022年10月20日
    774人がナイス!しています
  • 深緑 野分、新作中心に読んでいる作家です。2021年本屋大賞ノミネート作品ということで、読みました(8/10)普通のミステリかと思いきや、ブックカース・ファンタジー・ミステリでした。著者は楽しんで書いている気 深緑 野分、新作中心に読んでいる作家です。2021年本屋大賞ノミネート作品ということで、読みました(8/10)普通のミステリかと思いきや、ブックカース・ファンタジー・ミステリでした。著者は楽しんで書いている気がしますが、一読者としては、あまり楽しめませんでした。本屋大賞の順位は、8~10位ではないでしょうか? https://kadobun.jp/special/konohon/ …続きを読む
    starbro
    2021年01月28日
    642人がナイス!しています
  • 曾祖父が建てた『巨大な書庫』『御倉館』を訪れた主人公の深冬。そんな深冬が『御倉館』の中で出会った一人の少女・真白から告げられた言葉の先に、盗まれた本を取り戻す姿が描かれたこの作品。そこにはファンタジー 曾祖父が建てた『巨大な書庫』『御倉館』を訪れた主人公の深冬。そんな深冬が『御倉館』の中で出会った一人の少女・真白から告げられた言葉の先に、盗まれた本を取り戻す姿が描かれたこの作品。そこにはファンタジー世界にどっぷり浸れる全五章の物語が描かれていました。さまざまなジャンルの”小説内小説”が登場することで、読み味の変化が楽しめるこの作品。絶対アニメ化すべし!と思えるくらいにそれぞれの場面の映像が頭の中に浮かんでは消えるこの作品。独特な構成の物語が展開していく中に、深緑野分さんの攻めの作品作りを見た作品でした。 …続きを読む
    さてさて
    2023年05月27日
    517人がナイス!しています

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