第二開国

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年10月31日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041090015

第二開国

  • 著者 藤井 太洋
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年10月31日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041090015

現代の黒船がもたらすのは再生か、終焉か?

父親の介護のため地元・奄美大島にUターンした昇雄太。
長年過疎と人口減少に悩まされていた町は、巨大クルーズ船寄港地を中心としたIR誘致計画により、活気を取り戻しつつあった。
この事業は、圧倒的巨大資本の力で雇用創出とインフラ整備を実現し、町の、そして日本の救世主となる――多くの島民がそう思っていた。
ところが計画が着々と進むある時、昇はクルーズ船〈エデン号〉の前代未聞の事業内容を突きつけられる。
門戸開放か排斥か。様々な思惑が渦巻く計画を前に、島民たちの決断は?
父親の介護のため地元・奄美大島にUターンした昇雄太。
長年過疎と人口減少に悩まされていた町は、巨大クルーズ船寄港地を中心としたIR誘致計画により、活気を取り戻しつつあった。
この事業は、圧倒的巨大資本の力で雇用創出とインフラ整備を実現し、町の、そして日本の救世主となる――多くの島民がそう思っていた。
ところが計画が着々と進むある時、昇はクルーズ船〈エデン号〉の前代未聞の事業内容を突きつけられる。
門戸開放か排斥か。様々な思惑が渦巻く計画を前に、島民たちの決断は?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「第二開国」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • (2024-24)【図書館本】父の介護と壊れかけた自分の心身を癒す為、故郷の奄美大島に戻ってきた雄太。島の中で進む世界最大級のクルーズ船の寄港施設の建設。だがその背後にある真の目的とは…?いや、そういう考えが (2024-24)【図書館本】父の介護と壊れかけた自分の心身を癒す為、故郷の奄美大島に戻ってきた雄太。島の中で進む世界最大級のクルーズ船の寄港施設の建設。だがその背後にある真の目的とは…?いや、そういう考えがあったのか!とその発想に脱帽しました。年々過疎化が進む島、確かにこのままでは故郷がいつかは消滅してしまうだろう。このような自治体は今や全国どこにでもある。とはいえど、この試みは拒否反応を示す人が多いのもわかる。奄美大島で生まれ育った著者は実際そうなったとしたらどう思うのだろうか?★★★★ …続きを読む
    サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
    2024年02月12日
    78人がナイス!しています
  • 奄美大島で巨大クルーズ船寄港地計画がもたらすものは地元民にとって吉か凶か・・最初はフランス人、中国人、公安等の様々な怪しい人間が登場し国際的なスケールを感じたが最後には大海から井戸の中に移行した気分だ 奄美大島で巨大クルーズ船寄港地計画がもたらすものは地元民にとって吉か凶か・・最初はフランス人、中国人、公安等の様々な怪しい人間が登場し国際的なスケールを感じたが最後には大海から井戸の中に移行した気分だった。それは徹底した悪の存在が無いのと同時に英雄も存在せず人物像が小さくまとまってしまったからだ。島の閉鎖的な環境がもたらす人間関係の息苦しさとよそ者への警戒心への描写は奄美大島育ちの作者ならではの息吹を感じた。島の歴史と一文字苗字が多い理由も勉強になったが、祝と叶の二人の女性の苗字が紛らわしかった(笑) …続きを読む
    シャコタンブルー
    2022年11月19日
    75人がナイス!しています
  • 近未来SFで楽しませてくれる藤井さんなので、SFだと思って読んでたらメチャ人間ドラマでした。法律の隙間からこういう人の増やし方があるのかと吃驚した。これを実行するには相当なお金が掛かってしまい現実的でない 近未来SFで楽しませてくれる藤井さんなので、SFだと思って読んでたらメチャ人間ドラマでした。法律の隙間からこういう人の増やし方があるのかと吃驚した。これを実行するには相当なお金が掛かってしまい現実的でないのかもしれないが、やり方として可能性があるという事。読み進めていくとタイトルの意味もよく分かった。藤井作品にしては珍しく頭の悪い人が重要人物になっており、この人たちにはイライラさせられたが、島の人口がどんどん減っていく中でどう生きていくかを問うと同時にこの島が経験した歴史からくることが背景にある。~続く~ …続きを読む
    なっぱaaua
    2022年11月26日
    58人がナイス!しています

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