「不屈の両殿」島津義久・義弘 関ヶ原後も生き抜いた才智と武勇

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年08月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
456
ISBN:
9784040823416
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「不屈の両殿」島津義久・義弘 関ヶ原後も生き抜いた才智と武勇

  • 著者 新名 一仁
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年08月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
456
ISBN:
9784040823416

島津はやはり強かった!? 譲らぬ兄弟の苦闘を描く、決定的評伝!

九州統一戦の見事な勝利の数々、明軍相手の大勝利、関ヶ原の戦いでの敵中突破、西軍唯一の本領安堵――。「戦国最強」として世に名高い島津氏。しかし、通俗のイメージと学界のイメージが、これほど乖離している大名はいない。実は歴史学者の間では、満足に家臣を統率することもできない、「弱い」大名として理解されてきた。
家の存続という目的は同じながら、異なる道を選び、譲らぬ兄と弟。言うことの聞かぬ家臣、内政干渉する豊臣政権、関ヶ原での敗北を乗り越えながら、いかにして薩摩藩を築き上げたのか。戦国島津氏研究の第一人者による、圧巻の評伝!

【目次】
第一部 戦国期の義久・義弘兄弟―ふたりが目指したもの―
 第一章 島津氏の源流と戦国大名島津氏 
 第二章 義久・義弘兄弟の三州統一戦 
 第三章 戦国島津氏権力のイメージと実態 
 第四章 義久・義弘兄弟にとっての九州統一戦 

第二部 豊臣政権との関係―義久・義弘兄弟の反目―
 第一章 降伏直後の島津領国―混乱と領国経営破綻― 
 第二章 義弘の「豊臣大名」化と島津久保の家督継承内定 
 第三章 義久・義弘兄弟の対立表面化と「唐入り」準備 
 第四章 「日本一之遅陣」と島津歳久成敗 
 第五章 島津忠恒の世嗣承認と文禄の「太閤検地」 
 第六章 慶長の役と秀吉の死、朝鮮からの撤退 

第三部 庄内の乱と関ヶ原の戦い―晩年の義久・義弘兄弟―
 第一章 忠恒の家督継承と伊集院忠棟誅殺 
 第二章 庄内の乱 
 第三章 関ヶ原の戦い―義弘が寡兵だったのはなぜか?― 
 第四章 関ヶ原の戦後処理―徳川家康との和平交渉― 
 第五章 琉球侵攻とふたりの晩年 

おわりに―島津義久・義弘の人物像―
九州統一戦の見事な勝利の数々、明軍相手の大勝利、関ヶ原の戦いでの敵中突破、西軍唯一の本領安堵――。「戦国最強」として世に名高い島津氏。しかし、通俗のイメージと学界のイメージが、これほど乖離している大名はいない。実は歴史学者の間では、満足に家臣を統率することもできない、「弱い」大名として理解されてきた。
家の存続という目的は同じながら、異なる道を選び、譲らぬ兄と弟。言うことの聞かぬ家臣、内政干渉する豊臣政権、関ヶ原での敗北を乗り越えながら、いかにして薩摩藩を築き上げたのか。戦国島津氏研究の第一人者による、圧巻の評伝!

【目次】
第一部 戦国期の義久・義弘兄弟―ふたりが目指したもの―
 第一章 島津氏の源流と戦国大名島津氏 
 第二章 義久・義弘兄弟の三州統一戦 
 第三章 戦国島津氏権力のイメージと実態 
 第四章 義久・義弘兄弟にとっての九州統一戦 

第二部 豊臣政権との関係―義久・義弘兄弟の反目―
 第一章 降伏直後の島津領国―混乱と領国経営破綻― 
 第二章 義弘の「豊臣大名」化と島津久保の家督継承内定 
 第三章 義久・義弘兄弟の対立表面化と「唐入り」準備 
 第四章 「日本一之遅陣」と島津歳久成敗 
 第五章 島津忠恒の世嗣承認と文禄の「太閤検地」 
 第六章 慶長の役と秀吉の死、朝鮮からの撤退 

第三部 庄内の乱と関ヶ原の戦い―晩年の義久・義弘兄弟―
 第一章 忠恒の家督継承と伊集院忠棟誅殺 
 第二章 庄内の乱 
 第三章 関ヶ原の戦い―義弘が寡兵だったのはなぜか?― 
 第四章 関ヶ原の戦後処理―徳川家康との和平交渉― 
 第五章 琉球侵攻とふたりの晩年 

おわりに―島津義久・義弘の人物像―

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一部 戦国期の義久・義弘兄弟―ふたりが目指したもの―

第一章 島津氏の源流と戦国大名島津氏 

第二章 義久・義弘兄弟の三州統一戦 
 一、兄弟の初陣から大隅国始羅郡平定
 二、義弘の日向飫肥入城と撤退
 三、義久の家督継承と真幸院進出
 四、薩摩統一と木崎原の戦い
 五、日向進攻、伊東義祐の没落
 六、高城・耳川合戦

第三章 戦国島津氏権力のイメージと実態 

第四章 義久・義弘兄弟にとっての九州統一戦 
 一、戦国島津家の北上
 二、義弘の「名代」就任、次期家督決定
 三、大友氏・羽柴秀吉への対応をめぐる混乱
 四、豊後進攻と豊臣政権との決戦

第二部 豊臣政権との関係―義久・義弘兄弟の反目―

第一章 降伏直後の島津領国―混乱と領国経営破綻― 

第二章 義弘の「豊臣大名」化と島津久保の家督継承内定 

第三章 義久・義弘兄弟の対立表面化と「唐入り」準備 

第四章 「日本一之遅陣」と島津歳久成敗 

第五章 島津忠恒の世嗣承認と文禄の「太閤検地」 
 一、島津久保死去と忠恒の擁立
 二、太閤検地と知行配当の混乱

第六章 慶長の役と秀吉の死、朝鮮からの撤退 
 一、慶長の役
 二、泗川の戦いと朝鮮からの撤退

第三部 庄内の乱と関ヶ原の戦い―晩年の義久・義弘兄弟―

第一章 忠恒の家督継承と伊集院忠棟誅殺 

第二章 庄内の乱 

第三章 関ヶ原の戦い―義弘が寡兵だったのはなぜか?― 

第四章 関ヶ原の戦後処理―徳川家康との和平交渉― 
 一、九州東軍との攻防
 二、徳川家との交渉と鹿児島城築城
 三、島津忠恒の上洛と伊集院一族の粛清

第五章 琉球侵攻とふたりの晩年 
 一、鹿児島城築城と宇喜多秀家の上洛
 二、対外交易利権と帰化明人
 三、琉球侵攻
 四、義久・義弘の死

おわりに―島津義久・義弘の人物像― 
参考文献

「「不屈の両殿」島津義久・義弘 関ヶ原後も生き抜いた才智と武勇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 26続けて島津家を読みました。こちらでも義久と義弘の対立と葛藤が読み取れました。そして思ったより島津家は旧体制で家臣や国衆をしっかり纏め支配していなかった事も分かりました。彼等をひとつにする為に老中の合 26続けて島津家を読みました。こちらでも義久と義弘の対立と葛藤が読み取れました。そして思ったより島津家は旧体制で家臣や国衆をしっかり纏め支配していなかった事も分かりました。彼等をひとつにする為に老中の合議や鬮神託を使っていた。義久は帝王学を学び義弘は指揮官としての教育を受けた影響で豊臣政権下での生き残り方に相違が起きふたりの関係がギクシャクしていく過程が分かりました。義久・義弘・忠恒が一見ちぐはぐに感じるけど絶妙なバランスで際どい綱渡りを行い島津家を残したように感じました。 …続きを読む
    スー
    2022年04月03日
    21人がナイス!しています
  • これは面白い。島津の強さと弱さ。義久や義弘の目指したもの。その違いが、兄弟の食い違いと不和を生む。忠恒(家久)への権限移譲のトラブル。島津家は一体になっているという雑なイメージが整頓されて言った印象。 これは面白い。島津の強さと弱さ。義久や義弘の目指したもの。その違いが、兄弟の食い違いと不和を生む。忠恒(家久)への権限移譲のトラブル。島津家は一体になっているという雑なイメージが整頓されて言った印象。
    サケ太
    2022年11月03日
    18人がナイス!しています
  • #読了 戦国島津家の両輪、義久・義弘兄弟の事績を丁寧に洗い直す。途中から忠恒も加わり三殿体制となる。 義久ののらりくらり能力が高すぎる。そしてのらくら義久と豊臣政権の板挟みになる義弘はかわいそう。 図書 #読了 戦国島津家の両輪、義久・義弘兄弟の事績を丁寧に洗い直す。途中から忠恒も加わり三殿体制となる。 義久ののらりくらり能力が高すぎる。そしてのらくら義久と豊臣政権の板挟みになる義弘はかわいそう。 図書館。 …続きを読む
    フク
    2022年03月06日
    16人がナイス!しています

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