印象派の歴史 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784044004842
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印象派の歴史 下

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784044004842

嘲笑と酷評はやがて称賛へ──世界を変えた展覧会が始まる!

1874年春、ついに第一回「印象派展」が幕を開けた。自然や都市への新たな眼差しを共有する若き画家たちが自らつくり上げるグループ展――それは事件だった。観衆の戸惑い、嘲笑、辛辣な批評の一方で、のちの近代美術史に刻まれる数々の名作が産声をあげていく。カフェでの激論、支援者の拡大、仲間の死、そしてゴッホ、ゴーガン、スーラら次世代への継承。全八回の印象派展を丹念に辿る通史の決定版。詳細な文献目録を収録。 1874年春、ついに第一回「印象派展」が幕を開けた。自然や都市への新たな眼差しを共有する若き画家たちが自らつくり上げるグループ展――それは事件だった。観衆の戸惑い、嘲笑、辛辣な批評の一方で、のちの近代美術史に刻まれる数々の名作が産声をあげていく。カフェでの激論、支援者の拡大、仲間の死、そしてゴッホ、ゴーガン、スーラら次世代への継承。全八回の印象派展を丹念に辿る通史の決定版。詳細な文献目録を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第9章 1873-1874年
 最初のグループ展(1874年)/「印象派」の言葉の起源

第10章 1874-1877年
 アルジャントゥイユ/カイユボットとショケ/競売とさらなる展覧会/外国での最初の反響/デュランティの小冊子『新しい絵画』

第11章 1877-1879年
 カフェ・ド・ラ・ヌーヴェル=アテーヌ/ルノワール、シスレー、モネとサロン/新鋭の美術批評家、ユイスマンス/深刻な不和

第12章 1880-1883年
 次の展覧会と意見の対立/マネの死

第13章 1883-1885年
 不満と不信/コペンハーゲンのゴーガン/ルドン/スーラとシニャック/独立協会(1884年)

第14章 1886年
 第八回最後の印象派展/デュラン=リュエルのアメリカでの最初の成功/ゴーガンとファン・ゴッホ

第15章 1886年以降

 訳者あとがき
 文庫版訳者あとがき
 印象派展参加者一覧
 原註
 文献目録(下)
 補足文献目録

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「印象派の歴史 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 時は19世紀後半、社会で評価されない彼らは遂に決起する。しかし、彼らのリーダーになるはずの男は彼らと一定の距離を保つなど早々に生みの苦しみを味わう。それでも世間の評価を勝ち取るのだが、それはリーダーのま 時は19世紀後半、社会で評価されない彼らは遂に決起する。しかし、彼らのリーダーになるはずの男は彼らと一定の距離を保つなど早々に生みの苦しみを味わう。それでも世間の評価を勝ち取るのだが、それはリーダーのまさかの造反という彼らの志に新たな雲行きを与える。彼らの栄光の時期は思われている以上に短い。しかし、時を超え彼らは平成令和の日本で莫大な支持を得ている。一匹狼を貫くもの、最後まで忠義を通すものなど個性あふれる彼らの人間性もまた魅力の一つだろう。人は彼らをこう呼ぶ。しんせんぐ・・・違った「印象派」と。 …続きを読む
    みこ
    2019年11月21日
    17人がナイス!しています
  • 印象派について学ぶ上では必読本。リウォルドはパリ四大学でセザンヌについての博論をフランス語で書いた後、ナチスを逃れアメリカへ、英語で『印象派の歴史』を1946年に出す。そのせいか、英語版を読んでみると、語 印象派について学ぶ上では必読本。リウォルドはパリ四大学でセザンヌについての博論をフランス語で書いた後、ナチスを逃れアメリカへ、英語で『印象派の歴史』を1946年に出す。そのせいか、英語版を読んでみると、語彙が妙にフランス語っぽい。さて、印象派を美術を改革した英雄たちとして讃える、物語的に面白い本でもある本書だが、いや本当に情報量がすごい。その後のあらゆる印象派画家物語のネタ本。もちろんその後70年間の美術史研究では、資料(手紙など)に語らせる「素朴実証主義」は批判されるらしいが、にしてもまずは読まないと。 …続きを読む
    ラウリスタ~
    2022年12月31日
    11人がナイス!しています
  • 下巻の感想を書くのを忘れていたので上巻の時何を書いたか忘れてしまった。とにかく全体を通して言えることは、それぞれのキャラが立った(この言い方は便利だ)人たちが、集まり、仲良くなり、もめて離れ、また引き 下巻の感想を書くのを忘れていたので上巻の時何を書いたか忘れてしまった。とにかく全体を通して言えることは、それぞれのキャラが立った(この言い方は便利だ)人たちが、集まり、仲良くなり、もめて離れ、また引き寄せられるように集うそのありさまが、まさしく小説より面白く描写されていると言うことだ。もちろん、資料のミスとかはあるだろうが、これが全部事実なのだから本当に人間って面白い。アートに関わる人たちだからってわけじゃないだろう。人間、その愛すべき生き物よ。 …続きを読む
    chisarunn
    2021年07月31日
    6人がナイス!しています

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