営繕かるかや怪異譚

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年06月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041060476

営繕かるかや怪異譚

  • 著者 小野 不由美
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年06月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041060476

雨の日に鈴の音が鳴れば、それは怪異の始まり。極上のエンターテインメント

叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。
(「奥庭より」)
古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)
ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いない人?(「雨の鈴」)
田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。
(「異形のひと」)
ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。
宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンタ-テインメント。
叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。
(「奥庭より」)
古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)
ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いない人?(「雨の鈴」)
田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。
(「異形のひと」)
ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。
宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンタ-テインメント。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「営繕かるかや怪異譚」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 十二国記から入ったので、小野不由美さんのホラーを読むのはこれが初めてです。デビュー作もホラーなのでこっちが本流なんですよね。っで、こりゃ寒い季節に読む本じゃねーなって思いました。背筋ゾクゾクしちゃうん 十二国記から入ったので、小野不由美さんのホラーを読むのはこれが初めてです。デビュー作もホラーなのでこっちが本流なんですよね。っで、こりゃ寒い季節に読む本じゃねーなって思いました。背筋ゾクゾクしちゃうんだもん。寒いのに背筋まで寒くなっちゃたまらんすよ…ホラー本自体は好きなので、抵抗はないんですけど、ここまで怖くなったのは久しぶり。短編集なのでさらっと1話が終わります。怖いですけどねwすぐ怖くなってすぐすっきりしますw絶賛連載中なので、次巻以降も楽しみです♪まぁ今の季節には読まないほうがいいですが、怖いから… …続きを読む
    ミュポトワ@猫mode
    2018年11月18日
    295人がナイス!しています
  • 第一話…古い町屋造りの家に住み始めた女性が、奧にある開かずの間に違和感を覚える話。初め我慢していた霊の気配に音や臭いや姿まで加わり、もう耐えきれなくなる。でも彼女はその家を出て行かない。呼ばれた「営繕 第一話…古い町屋造りの家に住み始めた女性が、奧にある開かずの間に違和感を覚える話。初め我慢していた霊の気配に音や臭いや姿まで加わり、もう耐えきれなくなる。でも彼女はその家を出て行かない。呼ばれた「営繕かるかや」を名乗る若者が霊能者でないのも気に入った。以前、恐い夢をよく見た時期があって、夢セラピストから「その夢の中に現れる恐ろしいものと話をしてみて下さい」といわれたのを思い出した。本書各話もそれぞれに恐いけれど、家を軀と同じように診て直していくのでほっとさせられる。水回りや窓の大切さを再認識した。2014 …続きを読む
    夜間飛行
    2020年06月28日
    243人がナイス!しています
  • 古い家には何かがいる。とっくの昔に亡くなっているものの残留思念。祠を取り除いてはいけない。改築する時は要注意だ。ある地方の城下町。越して来た住人より古い家で起きる不思議な六つの出来事。屋根、壁、井戸。 古い家には何かがいる。とっくの昔に亡くなっているものの残留思念。祠を取り除いてはいけない。改築する時は要注意だ。ある地方の城下町。越して来た住人より古い家で起きる不思議な六つの出来事。屋根、壁、井戸。古い家の過去をひも解くのは、陰陽師でも探偵でもなく、営繕かるかやの青年、尾端。怪奇現象にも必ず理屈がある。魂を鎮めてやりさえすれば、家は平穏に住める場所になる。小野不由美さんは初読み。穏やかで緻密な文章に潜む恐怖感、日本人の心に響く、もののけの描写に惹き込まれる。書評が宮部みゆきさんなのが納得の人選だ。 …続きを読む
    エドワード
    2018年10月03日
    210人がナイス!しています

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