届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年10月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041058145

届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び

  • 著者 大平 一枝
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年10月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041058145

原子爆弾開発のきっかけを作った科学者は無警告使用中止の手紙を送っていた

★2021年1月22日(金)付の朝日新聞「天声人語」にて本書が紹介されました★

「いま、シラードを知っているアメリカ人はほとんどいない」――。

巨大な爆弾製造の可能性を予見し、「ナチスに対抗するために、アメリカでも原子力爆弾の研究が必要です」とアインシュタインに手紙を書かせたハンガリー生まれのユダヤ系物理学者、レオ・シラード。彼は原爆投下の直前、トルーマン大統領宛に、無警告使用に反対する七〇名の科学者の署名を集めた。製造をたきつけておきながら、なぜ使用を止めようとしたのか。そんな人物がなぜ歴史から葬られているのか。署名はその後どうなったのか。

本書ではシラードの請願書に署名した科学者をはじめ、彼を知る人物を中心に直接取材を実施。彼の名が消えた理由、そして、総費用二兆円、関わった労働者11万人余と言われるマンハッタン計画の本質とは。それは、すなわち原爆とはなんであったかという問の答えでもあった。

<目次>
序文
第一章 突然の、旅の始まり
第二章 ユダヤ系科学者とマンハッタン計画の濃密
第三章 予知する天才科学者の光と影
第四章 消された声
第五章 署名科学者の、あのときから今日まで
第六章 現代の“シラード”たち
第七章 旅の終わり、ヒロシマ
跋文
★2021年1月22日(金)付の朝日新聞「天声人語」にて本書が紹介されました★

「いま、シラードを知っているアメリカ人はほとんどいない」――。

巨大な爆弾製造の可能性を予見し、「ナチスに対抗するために、アメリカでも原子力爆弾の研究が必要です」とアインシュタインに手紙を書かせたハンガリー生まれのユダヤ系物理学者、レオ・シラード。彼は原爆投下の直前、トルーマン大統領宛に、無警告使用に反対する七〇名の科学者の署名を集めた。製造をたきつけておきながら、なぜ使用を止めようとしたのか。そんな人物がなぜ歴史から葬られているのか。署名はその後どうなったのか。

本書ではシラードの請願書に署名した科学者をはじめ、彼を知る人物を中心に直接取材を実施。彼の名が消えた理由、そして、総費用二兆円、関わった労働者11万人余と言われるマンハッタン計画の本質とは。それは、すなわち原爆とはなんであったかという問の答えでもあった。

<目次>
序文
第一章 突然の、旅の始まり
第二章 ユダヤ系科学者とマンハッタン計画の濃密
第三章 予知する天才科学者の光と影
第四章 消された声
第五章 署名科学者の、あのときから今日まで
第六章 現代の“シラード”たち
第七章 旅の終わり、ヒロシマ
跋文

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

<目次>
序文
第一章 突然の、旅の始まり
第二章 ユダヤ系科学者とマンハッタン計画の濃密
第三章 予知する天才科学者の光と影
第四章 消された声
第五章 署名科学者の、あのときから今日まで
第六章 現代の“シラード”たち
第七章 旅の終わり、ヒロシマ
跋文

「届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 広島、長崎に投下する原爆を製造開発したマンハッタン計画。総費用2兆円、関わったのは最盛期でひと月約12万人。開発の熱に浮かされるのは当然だろう。科学者なのだから。計画の発端を作り、科学者として深く開発に 広島、長崎に投下する原爆を製造開発したマンハッタン計画。総費用2兆円、関わったのは最盛期でひと月約12万人。開発の熱に浮かされるのは当然だろう。科学者なのだから。計画の発端を作り、科学者として深く開発に携わりながら、日本への投下を止めようと科学者の署名を集めトールマン大統領に書簡を送った、レオ・シラード。彼を形容する言葉にこんなものがある。「原爆を作らせようとして成功し、使わせまいとして失敗した男」。彼を知るアメリカ人は、ほとんどいないという。大好きな『東京の台所』の著者大平さんが、原爆投下の真実を追う。 …続きを読む
    しいたけ
    2018年08月30日
    104人がナイス!しています
  • 紹介していただいた本。「原爆を作らせようとして成功し、使わせまいとして失敗した男」と形容された、レオ・シラード。レオ・シラードへの調査を軸に、マンハッタン計画について、著者の取材を元に描かれたノンフィ 紹介していただいた本。「原爆を作らせようとして成功し、使わせまいとして失敗した男」と形容された、レオ・シラード。レオ・シラードへの調査を軸に、マンハッタン計画について、著者の取材を元に描かれたノンフィクション。取り扱っているテーマについて、この本だけで解ったとは、とても言えない。その為、描かれている事を、全て鵜呑みにするつもりはないし、否定するつもりもない。ただし、表に余り出ていない事実を知る事で、平和の大切さを改めて実感する事は出来る。そんな1冊と私は受け取った。 …続きを読む
    いちろく
    2018年01月06日
    49人がナイス!しています
  • #科学道100冊 オンライン読書会に参加すべく読んでみた本。“原爆を作らせようとして成功し、使わせまいとして失敗した男”レオ・シラードを軸に、原爆投下の直前に「日本に警告せずに投下し、無差別に殺戮するこ #科学道100冊 オンライン読書会に参加すべく読んでみた本。“原爆を作らせようとして成功し、使わせまいとして失敗した男”レオ・シラードを軸に、原爆投下の直前に「日本に警告せずに投下し、無差別に殺戮することに反対する」署名がどのような面々のどのような想いによって集められたのかを追ったノンフィクション。取材先で出会った人々とのやりとりを含め、原爆投下反対署名の実像に迫るという手法で書かれていて、どちらかといえば「科学」をテーマにしているというよりは、「ヒューマンドラマ」的な色合いが濃い。 …続きを読む
    かもめ通信
    2020年03月27日
    15人がナイス!しています

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