幕末雄藩列伝

幕末雄藩列伝

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
248
ISBN:
9784040821542
label

幕末雄藩列伝

  • 著者 伊東 潤
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
248
ISBN:
9784040821542

「藩」という組織の観点から、幕末と明治維新を紐解く!

「藩」という組織が明暗を分けた要因とは?
十四の雄藩が直面した「岐路」と「決断」を考察し、「藩」という枠組みから捉え直す、新たな幕末・明治維新像!

薩摩藩 ――維新回天の偉業を成し遂げた二才(にせ)たち
彦根藩 ――先祖の名誉を踏みにじった幕末最大の裏切り者
仙台藩 ――東北を戦禍に巻き込んでしまった「眠れる獅子」
加賀藩 ――一方の道を閉ざしてしまったことで、墓穴を掘った大藩
佐賀藩 ――近代国家の礎を築いた「蘭癖(らんぺき)大名」
庄内藩 ――全勝のまま終戦という奇跡を成し遂げた天才児
請西藩 ――「一寸の虫にも五分の魂」を実践した脱藩大名
土佐藩 ――無血革命を実現しようとした「鯨海酔侯」
長岡藩 ――薩長の新政府に意地を貫いた「腰抜け武士」
水戸藩 ――明治維新の礎となった勤王の家譜
二本松藩 ――義に殉じて徹底抗戦を貫いた東北の誇り
長州藩 ――新時代の扉を開いたリアリストたち
松前藩 ――幕末の動乱に巻き込まれた「無高大名」
会津藩 ――幕末最大の悲劇を招いてしまった白皙の貴公子

<本書「はじめに」より引用>
藩という組織の観点から幕末と明治維新を紐解こうというのが、本書のテーマである。
 もちろん歴史を動かすのは人であり、幕末から維新にかけて、英雄豪傑から凡才や奸物まで、多彩な人物が登場しては消えていった。
 多くの本は、そうした人物に焦点を絞って書かれている。だが本を正せば、彼らの大半がいずこかの藩に所属しており、藩は、その人物の人となりを形成していった母体だった。
 しかも時として、人物と藩の意思は相反すこともあり、英雄ばかりを追っていくことで、幕末維新の動きが分かりにくくなることもある。
 そうしたことから本書では、幕末期から明治維新期にかけて藩の実権を握った人々を中心に描くことで、この時代の大きな流れを捉えようと思っている。
 (中略)
 かくして藩という不思議な集団は消えていくことになるが、その残した足跡は実に興味深い。幕末から維新にかけての変革期に、藩という組織がいかなる決断を下していったかを、読者の皆様のビジネスや人生の参考にしていただければ、作者としてこの上ない喜びである。
「藩」という組織が明暗を分けた要因とは?
十四の雄藩が直面した「岐路」と「決断」を考察し、「藩」という枠組みから捉え直す、新たな幕末・明治維新像!

薩摩藩 ――維新回天の偉業を成し遂げた二才(にせ)たち
彦根藩 ――先祖の名誉を踏みにじった幕末最大の裏切り者
仙台藩 ――東北を戦禍に巻き込んでしまった「眠れる獅子」
加賀藩 ――一方の道を閉ざしてしまったことで、墓穴を掘った大藩
佐賀藩 ――近代国家の礎を築いた「蘭癖(らんぺき)大名」
庄内藩 ――全勝のまま終戦という奇跡を成し遂げた天才児
請西藩 ――「一寸の虫にも五分の魂」を実践した脱藩大名
土佐藩 ――無血革命を実現しようとした「鯨海酔侯」
長岡藩 ――薩長の新政府に意地を貫いた「腰抜け武士」
水戸藩 ――明治維新の礎となった勤王の家譜
二本松藩 ――義に殉じて徹底抗戦を貫いた東北の誇り
長州藩 ――新時代の扉を開いたリアリストたち
松前藩 ――幕末の動乱に巻き込まれた「無高大名」
会津藩 ――幕末最大の悲劇を招いてしまった白皙の貴公子

<本書「はじめに」より引用>
藩という組織の観点から幕末と明治維新を紐解こうというのが、本書のテーマである。
 もちろん歴史を動かすのは人であり、幕末から維新にかけて、英雄豪傑から凡才や奸物まで、多彩な人物が登場しては消えていった。
 多くの本は、そうした人物に焦点を絞って書かれている。だが本を正せば、彼らの大半がいずこかの藩に所属しており、藩は、その人物の人となりを形成していった母体だった。
 しかも時として、人物と藩の意思は相反すこともあり、英雄ばかりを追っていくことで、幕末維新の動きが分かりにくくなることもある。
 そうしたことから本書では、幕末期から明治維新期にかけて藩の実権を握った人々を中心に描くことで、この時代の大きな流れを捉えようと思っている。
 (中略)
 かくして藩という不思議な集団は消えていくことになるが、その残した足跡は実に興味深い。幕末から維新にかけての変革期に、藩という組織がいかなる決断を下していったかを、読者の皆様のビジネスや人生の参考にしていただければ、作者としてこの上ない喜びである。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

『伊東潤が徹底解析!「織田信長」名古屋史跡めぐり』日帰りバスツアー申込受付中!(2/25実施予定)

伊東潤さんと共に織田信長ゆかりの地を巡る、愛知県内日帰りバスツアーを開催します!(お申し込みは画像をクリック)

実施日:2023年2月25日(土) 8:30 名古屋駅集合(日帰り旅行)

行き先は、信長公の天下取りの出発点である「清洲城」や、桶狭間出陣の折に必勝祈願を行い見事大勝したといわれる「熱田神宮」ほか、信長を語るには外せないスポットをセレクト。

バス移動も伊東さんと一緒のため、歴史トークや皆さまからの質問にお答えする時間も予定しています。ここでしか聞けないディープなお話が盛りだくさん!

伊東さんファン、信長好き、歴史好き、武将好きにはたまらないこちらのツアー。是非奮ってお申し込みください!

「幕末雄藩列伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 転機を左右するリーダーの哲学。軸足を置くのは家か、義か、あるいは国家か?踏まえた時勢の見極め。印象的なのは、庄内藩と請西藩。スジを通した言動が、後々の名誉回復に繋がった感。加えて、小藩故の覚悟は計り知 転機を左右するリーダーの哲学。軸足を置くのは家か、義か、あるいは国家か?踏まえた時勢の見極め。印象的なのは、庄内藩と請西藩。スジを通した言動が、後々の名誉回復に繋がった感。加えて、小藩故の覚悟は計り知れない。結果は対照的だが、長岡藩と二本松藩も気持ちの良い散りっぷり!共通項は「胆力」。”義”のあり方も様々なれど、末代も誇れる判断だったのではなかろうか。一方、大藩の加賀藩と水戸藩の末路も、”根”は同じ。但し、結果論だけで是非を語るのは短絡的かな。 …続きを読む
    Willie the Wildcat
    2018年04月29日
    65人がナイス!しています
  • 二〇一二年一月、私は取材で水戸を訪れ、郷土史家の先生方から様々な話を聞く機会が持てた。その中でも驚いたのは、幕末維新から三世代以上が経った今でも、水戸では佐幕派(諸生党)と尊王攘夷派(天狗党)の間のわ 二〇一二年一月、私は取材で水戸を訪れ、郷土史家の先生方から様々な話を聞く機会が持てた。その中でも驚いたのは、幕末維新から三世代以上が経った今でも、水戸では佐幕派(諸生党)と尊王攘夷派(天狗党)の間のわだかまりが根深く残り、交友はもとより、両者間の婚姻もほとんど行われていないという/話半分でも印象に残る。この時期の水戸のお話初めて知ったです。凄惨。 …続きを読む
    樋口佳之
    2018年01月25日
    25人がナイス!しています
  • 読み物として良かったと思います。著者の各藩に対する好悪の情が如実に出ていました。二本松藩が面白かったです。 読み物として良かったと思います。著者の各藩に対する好悪の情が如実に出ていました。二本松藩が面白かったです。
    金吾
    2020年10月17日
    23人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品