厭世マニュアル

第6回 野性時代フロンティア文学賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041056097
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第6回 野性時代フロンティア文学賞

厭世マニュアル

  • 著者 阿川 せんり
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041056097

マスク乙女よ、妖怪だらけの世を不器用に生きぬけ。勇気をくれる青春小説。

マスク乙女の、不器用なる反逆的青春小説、ここに誕生!

■ろくでもなく愛おしい主人公の決断に、きっと誰かが救われる。――住野よる氏

■薄暗い青春の片隅でうごうごしているとき、我々はみんなマスクをつけている。――森見登美彦氏(解説より)

人生、マスクが必需品。
自称「口裂け女」ことくにさきみさとは、札幌在住の22歳フリーター。
他人とはマスクを隔てた最低限の関わりで生きてきたが、諸事情により、避けてきた人々と向き合う決意をした。
自己陶酔先輩の相手をし、ひきこもりの元親友を説得し……やっかい事に巻き込まれ四苦八苦する口裂けだが、周囲の評価は確実に変化していき――?
衝撃の結末とある「勇気」に痺れる、反逆の青春小説!

第6回野性時代フロンティア文学賞受賞作。
マスク乙女の、不器用なる反逆的青春小説、ここに誕生!

■ろくでもなく愛おしい主人公の決断に、きっと誰かが救われる。――住野よる氏

■薄暗い青春の片隅でうごうごしているとき、我々はみんなマスクをつけている。――森見登美彦氏(解説より)

人生、マスクが必需品。
自称「口裂け女」ことくにさきみさとは、札幌在住の22歳フリーター。
他人とはマスクを隔てた最低限の関わりで生きてきたが、諸事情により、避けてきた人々と向き合う決意をした。
自己陶酔先輩の相手をし、ひきこもりの元親友を説得し……やっかい事に巻き込まれ四苦八苦する口裂けだが、周囲の評価は確実に変化していき――?
衝撃の結末とある「勇気」に痺れる、反逆の青春小説!

第6回野性時代フロンティア文学賞受賞作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「厭世マニュアル」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • めくるめく怒濤のひとり語りに吸い寄せられるうち、ふと気づく。マスクを装着してしか人と向き合えない主人公。この子は私だ。私もきっと見えないマスクをしているのだ。しかし、顔が隠れて何を考えているかわからな めくるめく怒濤のひとり語りに吸い寄せられるうち、ふと気づく。マスクを装着してしか人と向き合えない主人公。この子は私だ。私もきっと見えないマスクをしているのだ。しかし、顔が隠れて何を考えているかわからないと、それはそれで勝手なことを言ってくる人もいる。マスクを外さなくてはいけない。言われなくても自分が誰より知っている。だから私は、主人公が上げた反逆の狼煙に、彼女と一緒になって叫び出したくなるほどの感動を覚えた。「私の人生を生きているのは私なんだよ!」と声にならない声を上げている全ての人たちに贈りたい作品。 …続きを読む
    ユメ
    2017年09月04日
    43人がナイス!しています
  • 常にマスクを付け、他人との接触を避ける22歳のフリーター、通称「口裂け女」。しかし、そんな口裂けが、周囲の人たちと関わる羽目になり…。幸か不幸か、わたしは自分が真っ当な人間だと思っているのだが、そのせい 常にマスクを付け、他人との接触を避ける22歳のフリーター、通称「口裂け女」。しかし、そんな口裂けが、周囲の人たちと関わる羽目になり…。幸か不幸か、わたしは自分が真っ当な人間だと思っているのだが、そのせいか主人公の気持ちに寄り添うことができずに困ってしまった。多分、この真っ当さ故の傲慢や欺瞞が、彼女のような人を苦しめているのだろうと思うものの、イライラするのを止められず。主人公の周囲の人物は身勝手な存在として描かれているようだが、そちらの方がまだ理解が容易。苦々しさばかりが残り、単純に相性が悪い作品だった。 …続きを読む
    カノコ
    2019年05月26日
    38人がナイス!しています
  • マスクが必需品の22歳フリーターの物語。第6回野生時代フロンティア文学賞ってマ?正直途中で何度も読むのをやめようと思ったくらい、自分には合わなかった。ですます調の文体は違和感しかないし、主人公のことも全 マスクが必需品の22歳フリーターの物語。第6回野生時代フロンティア文学賞ってマ?正直途中で何度も読むのをやめようと思ったくらい、自分には合わなかった。ですます調の文体は違和感しかないし、主人公のことも全く好きになれない。かと言ってその他の登場人物も自分自分、とにかくみんなが自分自分で、、うっざぁぁぁーい!…と、ラストには主人公もキレてくれて、そこだけはスッキリした。2017年の出版当時、コロナ禍を経てまさかマスク着用の評価がここまで変わるとは、誰も予想できなかったでしょう。その意味では貴重な1冊です。 …続きを読む
    亜希
    2024年04月01日
    23人がナイス!しています

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