春遠からじ

春遠からじ

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041055113
label

春遠からじ

  • 著者 北原 亞以子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041055113

戦国時代の波に翻弄されながらも、力強く生きる女性たちを描いた長篇小説

北条氏政の下総国関宿侵攻から八年。悪夢のような焼き討ちを生き延びた、塩商人蔵次の娘・あぐりに、婿取りの話が持ち上がっていた。相手は、父の店を手伝っている仲助。だが父たちの意をよそに、あぐりは、兄のように慕う伍平太に一途な想いを秘めていた。直後、関宿に再び北条氏との戦が忍び寄る。侍となって戦う決意をする伍平太に、あぐりは自らの想いを伝えるが……。戦国の世を力強く生きる女性たちを描いた傑作長篇。
北条氏政の下総国関宿侵攻から八年。悪夢のような焼き討ちを生き延びた、塩商人蔵次の娘・あぐりに、婿取りの話が持ち上がっていた。相手は、父の店を手伝っている仲助。だが父たちの意をよそに、あぐりは、兄のように慕う伍平太に一途な想いを秘めていた。直後、関宿に再び北条氏との戦が忍び寄る。侍となって戦う決意をする伍平太に、あぐりは自らの想いを伝えるが……。戦国の世を力強く生きる女性たちを描いた傑作長篇。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「春遠からじ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 作者唯一の戦国が舞台の長編。舞台は関東の利根川と江戸川の交わる重要拠点。時代は天正2年(1574年)の第3次関宿合戦から天正18年の小田原落城まで。関宿城の主は梁田持助、古河公方の重臣である。関宿で塩 作者唯一の戦国が舞台の長編。舞台は関東の利根川と江戸川の交わる重要拠点。時代は天正2年(1574年)の第3次関宿合戦から天正18年の小田原落城まで。関宿城の主は梁田持助、古河公方の重臣である。関宿で塩を商う商人の娘・あぐりは伍平太の子・さくら子を産むが、伍平太と父の蔵次は北条の内通者として命を落とす。女の手で娘を育てるあぐりと、戦陣の中でたくましく生きる遊女・ねこの交流を描いていく。古河公方の実質的消滅、北条氏の施政、秀吉の小田原征伐と、戦に翻弄されながらも、娘の成長を重ねて逞しく生きる者たち。★3.3 …続きを読む
    ソババッケ
    2021年01月05日
    12人がナイス!しています
  • 何となく北原さんの作品ぽくない気がしました。戦乱の中で侍達の策略に翻弄されつつ必死に生きる女性たちの生きざまが描かれていますが、特に主人公のあぐりが恋人に会いたさにすがった遊女の束ねのねこがいい味を出 何となく北原さんの作品ぽくない気がしました。戦乱の中で侍達の策略に翻弄されつつ必死に生きる女性たちの生きざまが描かれていますが、特に主人公のあぐりが恋人に会いたさにすがった遊女の束ねのねこがいい味を出しています。 …続きを読む
    陽ちゃん
    2017年10月01日
    0人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品