燕雀の夢

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年02月25日
判型:
四六判
ページ数:
288
ISBN:
9784041047712

燕雀の夢

  • 著者 天野 純希
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年02月25日
判型:
四六判
ページ数:
288
ISBN:
9784041047712

織田信長、豊臣秀吉─。 英傑の「父」たちは、 果たして息子を愛したのか

群雄割拠の時代に、一際異彩を放つ父親たち。戦国の英傑たちの父は、何を夢みたのか──。
上杉家と国人衆の狭間で、長尾家の生きる道を模索する上杉謙信の父・長尾為景「下剋の鬼」。隠居後も息子の戦いに我を重ねる武田信玄の父・武田信虎「虎は死すとも」。父子相剋の歴史を断ち切るため、我が子に己の戦いを見せる伊達政宗の父・伊達輝宗「決別の川」。愛する者を守るために、苦渋の決断を重ねる徳川家康の父・松平広忠「楽土の曙光」。“うつけ殿”と揶揄される息子に対し、ただ一人恐れを抱く織田信長の父・織田信秀「黎明の覇王」。貧しき暮しを抜け出すため、戦での手柄を夢見る豊臣秀吉の父・木下弥右衛門「燕雀の夢」の六篇を収録した著者渾身の歴史小説。
群雄割拠の時代に、一際異彩を放つ父親たち。戦国の英傑たちの父は、何を夢みたのか──。
上杉家と国人衆の狭間で、長尾家の生きる道を模索する上杉謙信の父・長尾為景「下剋の鬼」。隠居後も息子の戦いに我を重ねる武田信玄の父・武田信虎「虎は死すとも」。父子相剋の歴史を断ち切るため、我が子に己の戦いを見せる伊達政宗の父・伊達輝宗「決別の川」。愛する者を守るために、苦渋の決断を重ねる徳川家康の父・松平広忠「楽土の曙光」。“うつけ殿”と揶揄される息子に対し、ただ一人恐れを抱く織田信長の父・織田信秀「黎明の覇王」。貧しき暮しを抜け出すため、戦での手柄を夢見る豊臣秀吉の父・木下弥右衛門「燕雀の夢」の六篇を収録した著者渾身の歴史小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「燕雀の夢」感想・レビュー
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  • 図書館本。謙信、信玄、正宗、家康、信長、秀吉。戦国を彩った武将の父親の物語。知識として知っていましたが、そこに父親としての感情を入れて物語として成り立たせるのは面白かった。特に信虎(信玄の父)と信秀(信 図書館本。謙信、信玄、正宗、家康、信長、秀吉。戦国を彩った武将の父親の物語。知識として知っていましたが、そこに父親としての感情を入れて物語として成り立たせるのは面白かった。特に信虎(信玄の父)と信秀(信長の父)がお気に入り。 …続きを読む
    ナイスネイチャ
    2017年04月09日
    170人がナイス!しています
  • 戦国の英傑達、謙信、信玄、政宗、家康、信長、秀吉の父の生き様を描いた連作短編集。戦国草創期であり、いまだに守護の影響力が残る時代に面白く読む。特に長尾為景はあまり馴染みがなく興味深い。自分の代では叶わ 戦国の英傑達、謙信、信玄、政宗、家康、信長、秀吉の父の生き様を描いた連作短編集。戦国草創期であり、いまだに守護の影響力が残る時代に面白く読む。特に長尾為景はあまり馴染みがなく興味深い。自分の代では叶わなかった野望や夢。これを次代の息子へ託す。信秀は信長の慧眼を信じ、為景は景虎の将器へ託し、広忠は人質の身の家康を案じながら。秀吉の出自は新しい説を唱えている。実際に詳しく出自の分からない秀吉の場合、許容される内容。あまり取り上げられることの無いであろう、英傑達の父親を主役にしたことが歴史好きの心を掴む作品。 …続きを読む
    yoshida
    2019年03月31日
    127人がナイス!しています
  • 六人の武将:謙信、信玄、政宗、家康、信長、秀吉の六人の父親たちを描いた連作短編。個別の物語を、巧みにリンクさせ、戦国武将の在り方から、足軽の暮らしまでが興味深く描かれている。秀吉の父親に関しては創作の 六人の武将:謙信、信玄、政宗、家康、信長、秀吉の六人の父親たちを描いた連作短編。個別の物語を、巧みにリンクさせ、戦国武将の在り方から、足軽の暮らしまでが興味深く描かれている。秀吉の父親に関しては創作の部分が多いが、その他の父親たちについても、息子の成長を喜びつつも、下剋上の乱世にあって、息子に追い越されることを恐れる心情が描かれている。母親の視点からも語られるとさらに物語が深まったのかもしれないが、そこまでやると「父 対 息子」の構図があいまいになる恐れもあるか。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2018年11月02日
    81人がナイス!しています

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