レモンケーキの独特なさびしさ

発売日:
2016年07月30日
商品形態:
電子書籍
レモンケーキの独特なさびしさ 電子版
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レモンケーキの独特なさびしさ

  • 著者 エイミー・ベンダー
  • 訳者 管 啓次郎
発売日:
2016年07月30日
商品形態:
電子書籍

全米ベストセラー!『燃えるスカートの少女』のエイミー・ベンダー傑作

「種明かしをするわけにはいかないので、ここではただ、この本を書いているあいだ、感じやすい(sensitiveである)とはどういうことかについてたくさん考えていた、とだけいっておきましょう」――エイミー・ベンダー

9歳の誕生日、母がはりきって作ってくれたレモンケーキを一切れ食べた瞬間、ローズは説明のつかない奇妙な味を感じた。不在、飢え、渦、空しさ。それは認めたくない母の感情、母の内側にあるもの。
以来、食べるとそれを作った人の感情がたちまち分かる能力を得たローズ。魔法のような、けれど恐ろしくもあるその才能を誰にも言うことなく――中学生の兄ジョゼフとそのただ一人の友人、ジョージを除いて――ローズは成長してゆく。母の秘密に気づき、父の無関心さを知り、兄が世界から遠ざかってゆくような危うさを感じながら。
やがて兄の失踪をきっかけに、ローズは自分の忌々しい才能の秘密を知ることになる。家族を結び付ける、予想外の、世界が揺らいでしまうような秘密を。

生のひりつくような痛みと美しさを描く、愛と喪失と希望の物語。

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「レモンケーキの独特なさびしさ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • どこからどこまでも好みだった。食べたもので作ってる人のことがわかってしまう少女。母の作ったレモンケーキを食べて母の空虚を知ってしまう。その能力とどうにか折り合いをつけ、さらにはそれを生きる力に変えてい どこからどこまでも好みだった。食べたもので作ってる人のことがわかってしまう少女。母の作ったレモンケーキを食べて母の空虚を知ってしまう。その能力とどうにか折り合いをつけ、さらにはそれを生きる力に変えていく。一方兄の方は…。繊細でありすぎることは時に生きることを苦しみに変えるけれど寂しくない人などいないのだ。ジョージとの電話のシーン、兄とのシーンには涙が溢れた。寂しいけれど優しい物語。いままで読んだエイミーベンダー作品のなかで一番好き。 …続きを読む
    りつこ
    2016年09月17日
    59人がナイス!しています
  • 図書館本。★★★★☆訳者と私のリズムが合わず読みづらい点も。物語は、少女が9才から始まりパパ、ママ、お兄ちゃんの抱える個々の事情を浮かび上がらせながら、共に成長していく。少女自身も、食に対して特殊な才 図書館本。★★★★☆訳者と私のリズムが合わず読みづらい点も。物語は、少女が9才から始まりパパ、ママ、お兄ちゃんの抱える個々の事情を浮かび上がらせながら、共に成長していく。少女自身も、食に対して特殊な才能をもち、それが不幸へではなく明日へ繋がっていくことがせめてもの救いだ。兄も普通に生きて、なにも辛いことの無かった8才の頃に戻してあげたい。 …続きを読む
    ゆりあす62
    2016年08月23日
    56人がナイス!しています
  • oversensitiveというのは確かに若い年代特有の感情かもしれないが、大人になり独立した人の中にも数は少ないが存在する。表面上は他の人と変わらないのに内面ではかなり苦労している人もいる。成長して oversensitiveというのは確かに若い年代特有の感情かもしれないが、大人になり独立した人の中にも数は少ないが存在する。表面上は他の人と変わらないのに内面ではかなり苦労している人もいる。成長して経験を積んでも傷つきやすさを上手にコントロールできない人や、そもそもコントロールが難しい感じやすさ敏感さもあると思う。それは分からない人には全く理解できないものだろう。この作品の中に悪意に満ちた人は存在しないのに、どうしてかとても無神経な人はいる。けれど主人公のローズはずっと最初からママが好きだ。心が痛んだ。 …続きを読む
    miyu
    2016年08月07日
    56人がナイス!しています

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