とんでもなくおもしろい仕事に役立つ数学

とんでもなくおもしろい仕事に役立つ数学

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784044001384
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とんでもなくおもしろい仕事に役立つ数学

  • 著者 西成 活裕
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784044001384

モノづくりの現場にもっと数学を!

数学を使ったら特許も取れた! 

企業との共同研究では、ブレイクスルーを起こす数学の威力を目の当たりにすることばかり。テイラー展開で商品開発したり、微分で効率化を図ったり、フィボナッチ数列で将来を予測したり……。むずかしそうな企業や細かい計算がイヤで数学から遠ざかるなんてもったいない! 
「渋滞学」で有名な東大教授が、めんどうなルールや複雑な数式にとらわれない、心躍る数学講義を始めます。
数学を使ったら特許も取れた! 

企業との共同研究では、ブレイクスルーを起こす数学の威力を目の当たりにすることばかり。テイラー展開で商品開発したり、微分で効率化を図ったり、フィボナッチ数列で将来を予測したり……。むずかしそうな企業や細かい計算がイヤで数学から遠ざかるなんてもったいない! 
「渋滞学」で有名な東大教授が、めんどうなルールや複雑な数式にとらわれない、心躍る数学講義を始めます。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

シーズン1
第1章 最適化・効率化(微分方程式)
第1時限 新入社員が部長を撃退!ってことも可能な数学
第2時限 経験やカンで出した答えは全体最適…ではないかもしれない
第3時限 効率化の切り札 微分は「傾きのこと」なのです

第2章 未来を予測する(微分方程式)
第4時限 未来が見える「水晶玉」 面倒な計算はコンピュータに任せる
第5時限 式のイメージを持てば人生だって数式で表せる
第6時限 科学者を悩ませるカオスの謎をかんたんな図で理解する

第3章 熱と恋(フーリエ変換)
第7時限 複雑な変動でも予測できる最強の秘密兵器を教えます
第8時限 愛( i )のある「仏の目」なら未来が簡単に見通せる
第9時限 愛( i )が消えたら絶対零度へ 熱の現象を肌感覚で理解する

第4章 大局観を手に入れる(固有値)
第10時限 恋愛の達人になれるかもしれない「eigen value」の魅力
第11時限 「ダ・ヴィンチ・コード」に登場するフィボナッチ数列の固有値を暴け
第12時限 どうして一休さんは指1本で釣鐘を動かせるの?
第13時限 良い状態、悪い状態 景気の浮き沈みを何が支配するのか

特別講義 危機を乗り越える(ゲーム理論)
第14時限 夏の電力不足をどう乗り切るか

シーズン2
第5章 仕事で使える幾何(曲率)
第15時限 工学部でもきちんと習わないカッパーくんの正体とは
第16時限 モノの壊れやすい場所を言い当てるカッパーくん
第17時限 新商品開発に生かせる幾何弾丸ツアーで曲率を極める

第6章 仕事で使える代数(回転)
第18時限 実社会にたくさんある「回るもの」…回転を緻密に表現してみよう
第19時限 西成教授も愛した「神さまの公式」とは
第20時限 四次元を知ろう! ロボットや人工衛星の制御のために

第7章 仕事で使える解析(テイラー展開)
第21時限 テイラー展開はイメージで攻略
第22時限 コブタさんの家に突風が吹いたらどこまで耐えられる?

第8章 仕事で使える非線形(振動と波)
第23時限 「現実」を精密に表す非線形は日本人の思考に合っている
第24時限 非線形の波が車渋滞の謎を解いた

おわりに

「とんでもなくおもしろい仕事に役立つ数学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「日経ものづくり」の連載で読んでいたが、文庫で読み直してみるとやはりこれはすばらしい数学実用書だと思う。工学部の学生がこの本を熟読して西成先生直伝の数学応用力を身につけて卒業すれば、きっとエンジニアと 「日経ものづくり」の連載で読んでいたが、文庫で読み直してみるとやはりこれはすばらしい数学実用書だと思う。工学部の学生がこの本を熟読して西成先生直伝の数学応用力を身につけて卒業すれば、きっとエンジニアとして活躍できるでだろう。西成先生には是非この入門書の次ステップとなる中級編を書いてほしい。 …続きを読む
    おおにし
    2016年09月06日
    13人がナイス!しています
  • 「渋滞学」で有名な東大教授の西成活裕先生の著作。前作「とんでもなく役に立つ数学」の続編のようで続編ではない独立した一冊。本書も相変わらず、大学レベルの数学を最も簡単に説明して見せている。しかも超絶面白 「渋滞学」で有名な東大教授の西成活裕先生の著作。前作「とんでもなく役に立つ数学」の続編のようで続編ではない独立した一冊。本書も相変わらず、大学レベルの数学を最も簡単に説明して見せている。しかも超絶面白い。僕は元々数学好きなので、数学嫌い/苦手な人の意見も聞いてみたいがこれでハマらないなら数学はもう諦めてもいいんじゃない?ってくらい面白いと思う。微分をサクッと説明し、熱方程式を解くためにフーリエ変換を導入、固有値の考え方でフィボナッチ数列を解いたりやりたい放題。単純に面白いので是非ともオススメしたい一冊。 …続きを読む
    Taizo
    2022年01月18日
    8人がナイス!しています
  • 読者をその気にさせる軽妙な語り口に乗せられ、気づけば読了。固有値(ある状態に対して何らかの操作をした後の状態が、その前の状態に「ある数字」をかけ算したのと等しい時の「ある数字」)やテイラー展開(すべての 読者をその気にさせる軽妙な語り口に乗せられ、気づけば読了。固有値(ある状態に対して何らかの操作をした後の状態が、その前の状態に「ある数字」をかけ算したのと等しい時の「ある数字」)やテイラー展開(すべての曲線は、ズームインすると1次関数あるいは2次関数で近似できる)などの諸概念を、著者特有の分かりやすい表現で学び直せた。一読しただけで仕事に役立てられるほど身についたとは言えないが、数学に対する心理的ハードルは下がった。"博士が愛した"「e^iπ=-1」の式は、「1を180度回転」すると考えればよいとは! …続きを読む
    makio37
    2020年05月04日
    8人がナイス!しています

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