孔子

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044000455

孔子

  • 著者 加地 伸行
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2016年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044000455

なぜ、孔子の言葉は胸に響くのか。現代にも身近な実像を第一人者が描く。

「儒家の祖」「聖人」とあがめられる孔子。しかしその実像は、己の才能が認められない〈生の世界〉に抗い、晩年は近づく〈死の世界〉と対決し、自他への心安らぐ解釈を求めた生涯だった。
中国哲学史の泰斗が、「死」と「儒教」とをめぐる独自の学説と徹底したリアリズムで、野心と自戒とを胸に不遇の運命と闘い続けた人間像を追究。その生涯と言葉とのなかに、人間や現代社会がもつ普遍的問題を見いだす、比類なき孔子伝の決定版。

もくじ

【時 代】
落日の王者――周王
諸侯の覇者
魯の国

【出 生】
出生の秘密
儒――死者と交わる者たち
異形の子

【青 春】
十有五にして学に志す
儒の二重構造
三十にして立つ

【野 望】
男児の悲哀
魯国の現実
四十にして惑わず

【不 遇】
旧勢力と新勢力と
空白の十年
五十にして天命を知る

【権 力】
仕官と善政と
謀略と成功と
粛清と失脚と

【流 浪】
三人の弟子
諸国遍歴
喪家の狗のごとし

【弟 子】
孔子の学校
孔子の生活
愛されなかった弟子たち

【対 話】
政治について
ことばについて
人間について

【終 焉】
死の自覚
孝の意味、愛の意味
愛と死と孝と

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「孔子」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 中国哲学史に詳しい文学博士の加持伸行氏が、中国春秋末期の乱世に生きた孔子の人間像を、数多の史料と今までに著された参考文献を参照しながら、死と儒教の関係については独自の考察を加え、あぶり出していく。実に 中国哲学史に詳しい文学博士の加持伸行氏が、中国春秋末期の乱世に生きた孔子の人間像を、数多の史料と今までに著された参考文献を参照しながら、死と儒教の関係については独自の考察を加え、あぶり出していく。実に興味深く読むことが出来た。主題からは逸れるが、仏教は中国では仏学という学問として生き残り、日本では仏教(宗教)として開花し、儒教は中国では儒教という宗教で、日本では儒学(学問)として今日に至っていると、なるほどと納得した。また著者が幾度も引いている白川静著『孔子伝』を読んでみたい。 …続きを読む
    Gotoran
    2016年10月30日
    51人がナイス!しています
  • 33年前の出版以来、2度の改訂を重ねた孔子伝。原著執筆当初「リアリズムとしての孔子伝を目指した」という。その言葉の通り、本書の孔子はとても人間くさい。他人に認められたいという野心、認められない憾み。軍 33年前の出版以来、2度の改訂を重ねた孔子伝。原著執筆当初「リアリズムとしての孔子伝を目指した」という。その言葉の通り、本書の孔子はとても人間くさい。他人に認められたいという野心、認められない憾み。軍事に疎い訳ではないがやはり机上論的な判断で喧嘩上手の子路にたしなめられたり、風采の上がらない弟子の才能を見損なって後に反省したり。孔子を取り巻く人物像も生彩を放って面白い。また中国思想の専門家らしい原需論、孔子の農村共同体社会的発想の限界、中国人の宗教観の分析等のトピックも興味深く、読み応えのある一冊だった。 …続きを読む
    きさらぎ
    2017年07月04日
    5人がナイス!しています
  • 論語関係で一番最初に読んだのがこの著者の「儒教とは何か」だったと思う。20年以上前のこと。だからということはないのだがこの著者の解釈が最も受け入れやすい。本書も書かれたのは30年以上前だが内容的には十 論語関係で一番最初に読んだのがこの著者の「儒教とは何か」だったと思う。20年以上前のこと。だからということはないのだがこの著者の解釈が最も受け入れやすい。本書も書かれたのは30年以上前だが内容的には十分新しい。 …続きを読む
    はちめ
    2016年05月30日
    2人がナイス!しています

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