悪魔のソナタ

悪魔のソナタ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041030127
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悪魔のソナタ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041030127

呪いのバイオリンが奏でる旋律が、バイオリニストの死を招く――

19世紀、切り裂きジャックが跋扈するイギリス。スコットランド・ヤードのフレイ警部は、密命を帯びてエディンバラで起きた猟奇殺人事件の調査に赴く。そこで待ち受けていたのは、オカルトマニアの警部だった……。 19世紀、切り裂きジャックが跋扈するイギリス。スコットランド・ヤードのフレイ警部は、密命を帯びてエディンバラで起きた猟奇殺人事件の調査に赴く。そこで待ち受けていたのは、オカルトマニアの警部だった……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「悪魔のソナタ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 舞台は1888年のロンドン。切り裂きジャック事件の最中、模倣犯としてバイオリニストが殺させる事件が起き、続けて関係者の殺人が・・。この作品ミステリーとしては比較的シンプル。捜査は派遣された警部と現地で待ち 舞台は1888年のロンドン。切り裂きジャック事件の最中、模倣犯としてバイオリニストが殺させる事件が起き、続けて関係者の殺人が・・。この作品ミステリーとしては比較的シンプル。捜査は派遣された警部と現地で待ち受けるオカルトマニアの警部の迷コンビ。この作品のユニークなのは、ストラディバリ、アマティ、ガダニーニ等、バイオリンの名器をモチーフに、悪魔のバイオリニストと呼ばれた、パガニーニ等を作中に挿入して音楽を描きながら展開するところ。音楽が好きな人には面白い物語だと思う。自分もそれなりに楽しんだ一人だ。 …続きを読む
    のぶ
    2016年07月18日
    59人がナイス!しています
  • イアンは生粋のロンドンっ子で、家族と不仲とはいえ、基本的にはお坊ちゃん。難事件を解決するくらいだから頭はいいけれど、所謂世渡り上手ではない。アドルファスはスコットランド出身で、規則軽視、上司軽視のふて イアンは生粋のロンドンっ子で、家族と不仲とはいえ、基本的にはお坊ちゃん。難事件を解決するくらいだから頭はいいけれど、所謂世渡り上手ではない。アドルファスはスコットランド出身で、規則軽視、上司軽視のふてぶてしい男。こちらもごますりとは無縁だが、ただ一つイアンと異なるのは、オカルティックな現象を信じていることだ。大人気TVシリーズ『X-ファイル』のモルダ―とスカリーコンビを19世紀末のイギリスに持ってきたイメージと考えて頂けると、両者の相違が明確だろう。 …続きを読む
    星落秋風五丈原
    2016年06月22日
    40人がナイス!しています
  • 十九世紀の英国・倫敦。スコットランド・ヤードから、表向きは左遷、実は密命を受けてエディンバラへ赴くイアン・フレイ警部。切り裂きジャックの模倣かと思われる猟奇殺人事件を共に捜査するのは、オカルトを信じる 十九世紀の英国・倫敦。スコットランド・ヤードから、表向きは左遷、実は密命を受けてエディンバラへ赴くイアン・フレイ警部。切り裂きジャックの模倣かと思われる猟奇殺人事件を共に捜査するのは、オカルトを信じる「九っ爪」のアドルファス・マグレイ警部。イアンは初っ端から踏んだり蹴ったりなんだけど、なんだかんだお坊ちゃん育ちで気位が高く。最初はマグレイを馬鹿にし罵るだけだったけれど、彼の過去や境遇を知る度に態度を軟化させていくのは素直で良い。イアンとアドルファスの悪口の応酬は慣れればテンポよく面白かった。 …続きを読む
    つたもみじ
    2017年03月12日
    30人がナイス!しています

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