日本の古代道路 道路は社会をどう変えたのか

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年11月20日
判型:
四六判
ページ数:
256
ISBN:
9784047035485
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日本の古代道路 道路は社会をどう変えたのか

  • 著者 近江 俊秀
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年11月20日
判型:
四六判
ページ数:
256
ISBN:
9784047035485

律令国家・巨大プロジェクトの遺産に迫る。

中央と地方とを結んだだけではなく、中央の文化を地方に伝え、地方と地方とを結ぶ役割を果たした古代の道路網。駅路廃絶後も地域社会に政治・経済・文化的な影響を及ぼした歴史を、最新成果から明らかにする。

〈目次〉
序章 まっすぐな道

第1章 駅路と農民──駅制を支えた人たちとその労苦
   1.拡大する駅家の利用と駅子の苦労
   2.税の輸送にあたった人たち
   3.駅路を造る、守る
    コラム 道路づくりにかかった時間

第2章 東海道の大国──常陸国の駅路と将門の乱
   1.古代常陸国の道路網
   2.平将門の乱と道路
    コラム 水上交通の値段

第3章 日本海の海上交通と駅路──加茂遺跡にみる地方支配の姿
   1.日本海の海上交通
   2.駅路と海の道
    コラム 倶利伽羅峠

第4章 地域社会と駅路──福島の古代交通を考える
   1.福島の伝統的な交通網
   2.海道と東山道駅路
    コラム 太平洋の海の道

第5章 今なお残る古代の駅路──八幡大神と古代が残る町・中津
   1.八幡大神と勅使街道
   2.古代が残る町 中津
    コラム もうひとりの八幡神

終章 駅路と地域社会

  主要参考文献

  あとがき
中央と地方とを結んだだけではなく、中央の文化を地方に伝え、地方と地方とを結ぶ役割を果たした古代の道路網。駅路廃絶後も地域社会に政治・経済・文化的な影響を及ぼした歴史を、最新成果から明らかにする。

〈目次〉
序章 まっすぐな道

第1章 駅路と農民──駅制を支えた人たちとその労苦
   1.拡大する駅家の利用と駅子の苦労
   2.税の輸送にあたった人たち
   3.駅路を造る、守る
    コラム 道路づくりにかかった時間

第2章 東海道の大国──常陸国の駅路と将門の乱
   1.古代常陸国の道路網
   2.平将門の乱と道路
    コラム 水上交通の値段

第3章 日本海の海上交通と駅路──加茂遺跡にみる地方支配の姿
   1.日本海の海上交通
   2.駅路と海の道
    コラム 倶利伽羅峠

第4章 地域社会と駅路──福島の古代交通を考える
   1.福島の伝統的な交通網
   2.海道と東山道駅路
    コラム 太平洋の海の道

第5章 今なお残る古代の駅路──八幡大神と古代が残る町・中津
   1.八幡大神と勅使街道
   2.古代が残る町 中津
    コラム もうひとりの八幡神

終章 駅路と地域社会

  主要参考文献

  あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「日本の古代道路 道路は社会をどう変えたのか」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 橿考研出身の先生の割に?発掘調査ばかりではなく風土記などの文字資料、地名の復元による地理的アプローチ、条里条坊など、広い分野の資料で古代の交通路を復元していてわかりやすかった。官制の道路を作ったとして 橿考研出身の先生の割に?発掘調査ばかりではなく風土記などの文字資料、地名の復元による地理的アプローチ、条里条坊など、広い分野の資料で古代の交通路を復元していてわかりやすかった。官制の道路を作ったとしても使う側の必要性により維持管理の優先度が違うのは昔も今も同じ。どうなる北海道新幹線!海路水路川も結構使われていたんだなあ、の印象が残った。 …続きを読む
    波 環
    2015年01月10日
    5人がナイス!しています
  • 古代の交通・物流・情報伝達というインフラを担った駅路。律令制とともに整備され、平安時代後期に廃れた駅制を題材に、今も残す各地の道を考察した歴史書。常陸国における平将門の乱時の転戦の様子を考察した章が特 古代の交通・物流・情報伝達というインフラを担った駅路。律令制とともに整備され、平安時代後期に廃れた駅制を題材に、今も残す各地の道を考察した歴史書。常陸国における平将門の乱時の転戦の様子を考察した章が特に興味深く読みました。平将門が迅速に関東を平定していった背景には駅路の存在が不可欠だった。 …続きを読む
    mopinfish
    2023年08月31日
    4人がナイス!しています
  • タイトルからのイメージとしては奈良か京都近郊の道の話かと思ったが、平将門の乱や会津、宇佐八幡宮等地方の道のあり方に重きが置かれていた。古代社会を想像するにあたって、中々興味深い視点だった。古代において タイトルからのイメージとしては奈良か京都近郊の道の話かと思ったが、平将門の乱や会津、宇佐八幡宮等地方の道のあり方に重きが置かれていた。古代社会を想像するにあたって、中々興味深い視点だった。古代においても道というものは重要で、現代における高速道路とでもいうような中央に繋がる道がしっかりと整備され、沿線住民によって維持され、しかし中央の弱体化等によって廃れていくという顛末は興味深い。 …続きを読む
    mfmf
    2024年04月03日
    3人がナイス!しています

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