怪しいものたちの中世

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年12月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784047035669

怪しいものたちの中世

  • 著者 本郷 恵子
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2015年12月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784047035669

中世人にとって「宗教」とは何だったのか

日本の中世に暗躍した「怪しいもの」とは何者か。山伏、占い師、ばくち打ち、勧進聖……。神仏の威光を利用した彼らの活動は多様であり、心の平安を与える方法は多岐にわたる。一見すると詐欺のようにも思えるが、殺伐とした環境に置かれた人々に夢見る喜びを感じさせ、人間らしい感情や希望、未来について考える機会を与えていたのだ。中世の「宗教」の果たした知られざる効用を、豊富な事例から解き明かす新しい中世史。

〈目次〉
   はじめに

第一章 中世の博打
   身ぐるみはがれた姿/天竺冠者事件/『古今著聞集』の天竺冠者/博打の聟入り/甲子のお祈り/親王を騙る/平泉の姫宮/文覚の書状/大山の王子と平泉の姫宮/博打と山伏/山伏・鋳物師・遊女

第二章 夢みる人々
   夢の力/夢語り共同体/摂関家の浮沈/清盛のクーデター/木曽義仲と松殿基房/源義経の登場/九条家の夢/占筮と夢/近衛基通と後白河院/和漢の藤と松/日輪を抱く兼実/死相をみる/霊魂の評価/九条家と中原家/大地震と夢/正夢と偽夢/頼朝追討と夢/ついに摂政・氏長者に

第三章 勧進の時代
   罪にはよも候はじ/永観と念仏信仰/来迎・往生・救済/永観の出挙/財貨・福・徳/東大寺別当としての永観/算をおく人/東大寺大勧進/天狗にさらわれる/周防国の経営/平等の感覚/多様な信仰/東大寺との対立/救済の欺瞞/中原師員と専修念仏

第四章 異形の親王
   家族の辺境・家庭の境界領域/以仁王と八条院/以仁王の死/以仁王生存説/北陸宮/土御門天皇の系譜/以仁王の姫宮/姫宮と春華門院/包囲される姫宮/親王・内親王/母系から父系へ/待賢門院と叔父子/皇子女の立場/平清盛の落胤説

第五章 法勝寺執行の系譜
   六勝寺の造営/法勝寺の組織/御願寺の執行/政経・増覚・信縁/俊寛/信西の息子静賢/後白河院側近としての静賢/法勝寺執行静賢/脳円/章玄と九重塔/章玄と能円/尊長/承久の乱と尊長/潜伏する尊長/京都における捕縛/北条義時毒殺説/怨霊の出現/その後の法勝寺執行

おわりに

参考文献

あとがき

もくじ

はじめに

第一章 中世の博打

身ぐるみはがれた姿/天竺冠者事件/『古今著聞集』の天竺冠者/博打の聟入り/甲子のお祈り/親王を騙る/平泉の姫宮/文覚の書状/大王の王子と平泉の姫君/博打と山伏/山伏・鋳物師・遊女

第二章 夢みる人々

夢の力/夢語り共同体/摂関家の浮沈/清盛のクーデター/木曽義仲と松殿基房/源義経の登場/九条家の夢/占筮と夢/近衛基通と後白河院/和漢の藤と松/日輪を抱く兼実/死相をみる/霊魂の評価/九条家と中原家/大地震と夢/正夢と偽夢/頼朝追討と夢/ついに摂政・氏長者に

第三章 勧進の時代

罪にはよも候はじ/永観と念仏信仰/来迎・往生・救済/永観の出挙/財貨・福・徳/東大寺別当としての永観/算をおく人/東大寺大勧進/天狗にさらわれる/周防国の経営/平等の感覚/多様な信仰/東大寺との対立/救済の欺瞞/中原師員と専修念仏

第四章 異形の親王

家族の辺境・家庭の境界領域/以仁王と八条院/以仁王の死/以仁王生存説/北陸宮/土御門天皇の系譜/以仁王の姫宮/姫宮と春華門院/包囲される姫宮/親王・内親王/母系から父系へ/待賢門院と叔父子/皇子女の立場/平清盛の落胤説

第五章 法勝寺執行の系譜

六勝寺の造営/法勝寺の組織/御願寺の執行/政経・増覚・信縁/俊寛/信西の息子静賢/後白河院側近としての静賢/法勝寺執行静賢/能円/章玄と九重塔/章玄と能円/尊長/承久の乱と尊長/潜伏する尊長/京都における捕縛/尊長死後と義時毒殺説/怨霊の出現/その後の法勝寺執行
  
おわりに
 
参考文献

あとがき


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「怪しいものたちの中世」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 院政期から鎌倉時代にかけて生きた「怪しいものたち」について様々なエピソードが語られています。私が特に印象的だったのは、血筋を疑われる落胤たちと権力を握る法勝寺執行たちです。以仁王と式子内親王が同母の兄 院政期から鎌倉時代にかけて生きた「怪しいものたち」について様々なエピソードが語られています。私が特に印象的だったのは、血筋を疑われる落胤たちと権力を握る法勝寺執行たちです。以仁王と式子内親王が同母の兄弟だったとは知りませんでした。最期まで親王にはなれない以仁王に対して、式子内親王は賀茂斎院になるために内親王宣下を受けたのでしょうね。院政期に活躍した法体の院の近臣には、全然知らない人物も多かったです。信西の子静賢や後鳥羽院の側近尊長などの人生は波乱万丈で物語のよう。読み応えがありました。 …続きを読む
    さつき
    2016年11月23日
    28人がナイス!しています
  • ごっしーと基通の男色関係を事細かに時系列に沿って、玉葉に記す九条兼実よ…。いや、台記の悪左府様も大概だけど、自分のことならまだしも、他人のそういうのをねちねち書くか普通。7月12日の法会で見初め、冷泉 ごっしーと基通の男色関係を事細かに時系列に沿って、玉葉に記す九条兼実よ…。いや、台記の悪左府様も大概だけど、自分のことならまだしも、他人のそういうのをねちねち書くか普通。7月12日の法会で見初め、冷泉局の美人局にて20日に御本懐を遂げられた由。木曾殿が都のすぐそばまで来てる時だよ…。以仁王の娘さんが八条女院に引き取られたものの、可愛がられすぎて、周囲の嫉みを買い、八条女院領の相続問題も絡んで、早死にしたのは知らなかった。八条院といえば汚部屋というイメージだったけど、おおらかで面倒見のいい人だったんだなあ。 …続きを読む
    2017年10月28日
    13人がナイス!しています
  • 面白かった。博打打ちはギャンブラーというだけではなく組織的に詐欺を働いていたらしい。それも劇場型。御落胤を名乗った天竺冠者は『安徳天皇漂海記』にも出てきた。「夢語り共同体」願望をともにするから共感によ 面白かった。博打打ちはギャンブラーというだけではなく組織的に詐欺を働いていたらしい。それも劇場型。御落胤を名乗った天竺冠者は『安徳天皇漂海記』にも出てきた。「夢語り共同体」願望をともにするから共感により同じテーマの夢を見るのか、それとも単なる阿諛追従か。いずれにしても夢語りは現実に対処する力を与え、世論のコンセンサスを誘導する社会性の高い行為だった。院政期は造寺造仏の時代。その資金集めを担うために行われたのが勧進。算木を並べるシーンは大河「平清盛」にも出てきた。 …続きを読む
    Hiroko Ogino
    2018年10月02日
    12人がナイス!しています

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