エウロパの底から

エウロパの底から

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
338
ISBN:
9784048665087
label

エウロパの底から

  • 著者 入間 人間
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
338
ISBN:
9784048665087

我が小説を『模倣』する犯人は誰だ? いや、まさか。

私は小説家だ。そしてこれは私の小説だ。私が心血を注いだ惨殺があり、私が身を削るように描いた苦悩がある。文の始まりから果てまで、すべてが私だ。だから、私は『犯人』ではない。私は、小説家なのだ。 私は小説家だ。そしてこれは私の小説だ。私が心血を注いだ惨殺があり、私が身を削るように描いた苦悩がある。文の始まりから果てまで、すべてが私だ。だから、私は『犯人』ではない。私は、小説家なのだ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「エウロパの底から」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 作家としての才能に疑問を感じていた主人公が、現状打破のため医師の実験台になり、イメージとして湧いた殺人事件を小説にしたところ、そこから描かれた内容で実際に事件が続いてしまうお話。作者が犯人なのか、模倣 作家としての才能に疑問を感じていた主人公が、現状打破のため医師の実験台になり、イメージとして湧いた殺人事件を小説にしたところ、そこから描かれた内容で実際に事件が続いてしまうお話。作者が犯人なのか、模倣犯なのか、はたまた予知能力なのか。作家としてのプライドから葛藤があった主人公も、最後は作家ならではの方法で、守るべきものを守ったというところですか。どういう結末を迎えるのかという緊張感はありましたが、結末は普通でしたね。作家の家に転がり込んできた女の子と、飄々とした女刑事は話のいいアクセントになっていました。 …続きを読む
    よっち
    2014年06月27日
    45人がナイス!しています
  • いつも期待して読んではテイストが合わない入間作品、今回は奇抜な個性や倫理観がでしゃばっていないのでテイスト的には許容範囲。しかし、主人公の小説家「私」の書いた小説のとおりに起こる殺人事件の真相やいかに いつも期待して読んではテイストが合わない入間作品、今回は奇抜な個性や倫理観がでしゃばっていないのでテイスト的には許容範囲。しかし、主人公の小説家「私」の書いた小説のとおりに起こる殺人事件の真相やいかに?といったストーリーで、事件との私のつながりにどんな仕掛けやどんでん返しがあるかを期待していたら、仕掛けよりも私の小説家としての在り様のほうに比重が置かれていて、仕掛けは「あれ?どんでん返らずにそのまま?」と肩透かし。他作品との絡みがわかるとまた違った見方もあるようだけど…『もっとがんばりましょう』だなぁ …続きを読む
    おかむー
    2014年04月22日
    45人がナイス!しています
  • これは入間さんの本音が何%含まれているの??!!作家としての誇りと現実の葛藤の中でもがく姿が熱いです。こういう作品は本当に上手いなぁと思います。夢枕獏の作品もこんなのがあって好きでしたが、やっぱり入間 これは入間さんの本音が何%含まれているの??!!作家としての誇りと現実の葛藤の中でもがく姿が熱いです。こういう作品は本当に上手いなぁと思います。夢枕獏の作品もこんなのがあって好きでしたが、やっぱり入間さんのこういう作品が好きです。 …続きを読む
    チェシャ猫
    2014年11月01日
    39人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品