ナイトガーデン

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年07月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784040669052
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ナイトガーデン

  • 著者 一穂 ミチ
  • イラスト 竹美家 らら
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年07月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784040669052

もう誰も、愛したくなんかなかったのに――。

祖父と暮らす石蕗柊のもとに、祖父の昔の教え子だという男・藤澤和章が訪ねてくる。だんだんと募る和章への想いを自覚する柊だったが、彼の瞳はいつも柊ではない“誰か”を見ていた……。 祖父と暮らす石蕗柊のもとに、祖父の昔の教え子だという男・藤澤和章が訪ねてくる。だんだんと募る和章への想いを自覚する柊だったが、彼の瞳はいつも柊ではない“誰か”を見ていた……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ナイトガーデン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 初読。2014年505冊め。過去を抱えた和章が柊に出会って再生していく様子がよかった。ふったらどしゃぶりを再読せねば。「熊蜂の飛行」の話がとても印象的。特典SSでも断然ベタ甘ですね和章さん…この新居も高級マンシ 初読。2014年505冊め。過去を抱えた和章が柊に出会って再生していく様子がよかった。ふったらどしゃぶりを再読せねば。「熊蜂の飛行」の話がとても印象的。特典SSでも断然ベタ甘ですね和章さん…この新居も高級マンションなんだろうな。 …続きを読む
    扉のこちら側
    2014年08月09日
    140人がナイス!しています
  • 新刊の中でとっておきの作家さんなのでコンディションを整えて読了。一穂さんの作品は、一言一行も飛ばすことはできずその世界に浸ったが、面白かったとか好きとかの次元が違うと改めて思った。柊の祖父が最期に訴え 新刊の中でとっておきの作家さんなのでコンディションを整えて読了。一穂さんの作品は、一言一行も飛ばすことはできずその世界に浸ったが、面白かったとか好きとかの次元が違うと改めて思った。柊の祖父が最期に訴えた言葉に涙し、不器用な優しさを持つ孤独な和章と殻に閉じこもった柊の関係がゆっくりと惹かれ合っていく過程に胸が締め付けられた。スピン元の聖の登場には柊並みに読み手まで手に汗握り、何度も和章が臆病になる様を憎めなかった。タイトルの意味にも唸る。竹美家さんの挿絵も、一枚一枚が完結した美しい絵画。小説挿絵共に秀逸。 …続きを読む
    honoka
    2014年07月13日
    106人がナイス!しています
  • ☆非常に素晴らしい。前作はスラングが溢れていて読みにくかったが、今作では舞台が郊外や植物園という事もあり、草木や天候の描写が多く、登場人物の真面目さも相まって、密やかで静謐な雰囲気がする出来栄え。大学生時代 ☆非常に素晴らしい。前作はスラングが溢れていて読みにくかったが、今作では舞台が郊外や植物園という事もあり、草木や天候の描写が多く、登場人物の真面目さも相まって、密やかで静謐な雰囲気がする出来栄え。大学生時代の恩師とその孫の柊、その柊が教える樹木の成り立ちや山々の季節に触れて、意識出来るくらい少し赦される和章に、うおぉ~ん!柊に逢えて良かった、良かったね和章!と慟哭の嵐。整との邂逅に、和章との関係を詳しく知らぬも、劣等感を示す柊の表現が素晴らしく良い。祖父の不在、和章が感覚の発露をするのに 続く。 …続きを読む
    ふかborn
    2014年11月26日
    89人がナイス!しています

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