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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年09月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784040702247
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つめたいオゾン

  • 著者 唐辺 葉介
  • イラスト usi
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年09月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784040702247

やがて現実で出会う二人は、ずっと夢の中で繋がっていた――

お互いの感覚を共有してしまう奇病を患った脩一と花絵。病を通じて彼らは出会い、やがて惹かれ合っていく。それはどちらの感情だったのか。心の融解を感じながら、二人が辿り着く未来とは。つめたく儚い人々の物語。 お互いの感覚を共有してしまう奇病を患った脩一と花絵。病を通じて彼らは出会い、やがて惹かれ合っていく。それはどちらの感情だったのか。心の融解を感じながら、二人が辿り着く未来とは。つめたく儚い人々の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「つめたいオゾン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 他人と感覚を共有し、やがて思考・感情まで統合してしまう「アンナ・メアリー症候群」。難しい設定だと思う。唐辺葉介の、常に限界を突破しようとする姿勢が好きだ。 他人と感覚を共有し、やがて思考・感情まで統合してしまう「アンナ・メアリー症候群」。難しい設定だと思う。唐辺葉介の、常に限界を突破しようとする姿勢が好きだ。
    miroku
    2018年04月03日
    27人がナイス!しています
  • 今まで作者が書いてきた中で、最悪の物語なんじゃないかと思う。質が低いという意味ではなく、むしろものすごくよくできているのだけど、それゆえに救いの無さが際立つ。病気によって個と個の境がなくなる話であり、 今まで作者が書いてきた中で、最悪の物語なんじゃないかと思う。質が低いという意味ではなく、むしろものすごくよくできているのだけど、それゆえに救いの無さが際立つ。病気によって個と個の境がなくなる話であり、他者としてお互いを思う感情、すなわち愛も無化され、心には完全な平静が訪れるが、どう考えても作者はそれを肯定していない。ラストの「あやつり人形のような」「朗らかな笑顔」という表現を見ればわかる。主人公二人は、「朗らかな笑顔」をするような人間じゃなかった。特にヒロインの花絵は、不幸に塗りつぶされたような人生で、 …続きを読む
    訃報
    2016年07月16日
    8人がナイス!しています
  • 唐辺葉介さんの小説を読むのは初めて、別名義のテキスト作品を読んだことがあって大好きです。だからまあ、ラノベとはいえ一筋縄ではいかない作品だろうと読んで、その通りでした。どこまでも平坦な語り口で、奇病に 唐辺葉介さんの小説を読むのは初めて、別名義のテキスト作品を読んだことがあって大好きです。だからまあ、ラノベとはいえ一筋縄ではいかない作品だろうと読んで、その通りでした。どこまでも平坦な語り口で、奇病に冒された少年少女の生活が描かれる。お勧めはしないけど、おもしろいですよ …続きを読む
    uchi
    2022年11月23日
    6人がナイス!しています

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