あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041000564
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あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション

  • 著者 山田 風太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041000564

老境の卓見に満ちた傑作エッセイ!

「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う」。飄々とした一文から始まり、老いること、生きること、死ぬことを独創的に、かつユーモラスにつづる。風太郎節全開のエッセイ集! 「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う」。飄々とした一文から始まり、老いること、生きること、死ぬことを独創的に、かつユーモラスにつづる。風太郎節全開のエッセイ集!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 生きていると何となく人生の折り返しが分かる、と聞いたことがある。もっと生きていると残り時間が後3年ぐらいだろうか、と分かるものなのかも知れない。風太郎先生の老いた老いたと言いながら生を心の底から楽しむ 生きていると何となく人生の折り返しが分かる、と聞いたことがある。もっと生きていると残り時間が後3年ぐらいだろうか、と分かるものなのかも知れない。風太郎先生の老いた老いたと言いながら生を心の底から楽しむ姿。かく在りたいとは思っても、先生と私じゃ月とスッポン。たった一つ一緒なことは、一人の人間として俗世を生きている(生きた)ことぐらい。それでも、人生楽しまなくちゃ損でしょ、ねぇ、センセ。苦笑いされるのを覚悟で言いますね。「先生の文章は本当に読みやすくて美しいですね。物書きの職人のだと思います^^」 …続きを読む
    ビブリッサ
    2017年06月15日
    78人がナイス!しています
  • 平成五年から平成八年頃に書かれたエッセイ集。死や現在の世の中のこと、若い頃に体験した太平洋戦争や当時の社会のこと、お酒のこと、女のこと、身の回りのふとしたことが氏の視線で切り取られていた。また江戸川乱 平成五年から平成八年頃に書かれたエッセイ集。死や現在の世の中のこと、若い頃に体験した太平洋戦争や当時の社会のこと、お酒のこと、女のこと、身の回りのふとしたことが氏の視線で切り取られていた。また江戸川乱歩氏の葬式に立ち会った時の様子も書かれていてこれは興味深く読むことができた。山田風太郎氏の本は『甲賀忍法帖』をずいぶん昔に読んだくらいだ。それでも予想できないような展開とキャラクターの特異性は覚えている、再読したい。 …続きを読む
    kinkin
    2017年11月07日
    77人がナイス!しています
  • 『晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろう』と70代の山田風太郎が書いたエッセイ。晩飯自体よりも老いや病や死についての記述が多く、それを飄々と受け止めたユーモア溢れる内容が面白い。 若い頃は、歳を取れば 『晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろう』と70代の山田風太郎が書いたエッセイ。晩飯自体よりも老いや病や死についての記述が多く、それを飄々と受け止めたユーモア溢れる内容が面白い。 若い頃は、歳を取れば心構えは自然と出来るもんだろうと思っていたが、そんな都合良くいく訳がないことを今は知っている。だからこそ興味深かった。 「風山房日記」には江戸川乱歩の死と葬式の様子も書かれている。たまに「人間臨終図巻」の最初の方をちょろちょろ読んでいるのだが、あれは後に行けば行くほど面白いんじゃないかと思った。 …続きを読む
    mihya
    2023年03月31日
    41人がナイス!しています

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