東条英機 阿片の闇 満州の夢

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年11月10日
判型:
四六判
ページ数:
296
ISBN:
9784046211859

東条英機 阿片の闇 満州の夢

  • 著者 太田 尚樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年11月10日
判型:
四六判
ページ数:
296
ISBN:
9784046211859

戦時宰相「東条英機」を生み出した、昭和の裏面史に迫るドキュメント。

満州陸軍の憲兵隊司令官にすぎなかった男は、なぜ、時の絶大な権力を統べるまでに至ったのか? 共産主義の脅威、皇室の思惑、莫大な阿片の黒い金など、権力の構図と昭和史の闇に迫る渾身のドキュメント。 満州陸軍の憲兵隊司令官にすぎなかった男は、なぜ、時の絶大な権力を統べるまでに至ったのか? 共産主義の脅威、皇室の思惑、莫大な阿片の黒い金など、権力の構図と昭和史の闇に迫る渾身のドキュメント。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「東条英機 阿片の闇 満州の夢」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 1930年代から1945年、日本軍は世界的に見ても珍しい、行政独裁という、一行政機関が国家を踏みにじるというコントロール能力の無さを発揮した挙句、国家を破綻させました。 この過程で、永田鉄山等が死んで、真面 1930年代から1945年、日本軍は世界的に見ても珍しい、行政独裁という、一行政機関が国家を踏みにじるというコントロール能力の無さを発揮した挙句、国家を破綻させました。 この過程で、永田鉄山等が死んで、真面目な偏執系で一番出世をしてはいけない無能の権化が東條英機でした。 満州のアヘンとのつながりは疑われますし、大まかにいって資金洗浄に政界等にばらまいたのは確かですが、まだ突き詰め切れていない感がしました。 非常事になると、こんな小物に国家を託してしまう人材難と、判断ミスが哀れになります。 …続きを読む
    俊毅安村
    2020年05月18日
    4人がナイス!しています
  • 東条さんがいなければ……という意見を耳にすることもありますが、この本を読むとそうとも言えないのではないかと感じました。戦争をしないことによる民衆の不満などが起こるほうがもっと恐ろしいかもしれませんし。 東条さんがいなければ……という意見を耳にすることもありますが、この本を読むとそうとも言えないのではないかと感じました。戦争をしないことによる民衆の不満などが起こるほうがもっと恐ろしいかもしれませんし。
    ゆん
    2015年01月24日
    0人がナイス!しています
  • 東條英機が満洲から国中枢に至るまで継続的に大陸阿片売買を言わば統制していたのは初耳。そして甘粕から東條に、多分妻勝子経由で莫大な阿片資金が流れてたらしい。甘粕を動かしていた岸信介も絡んできて、この辺り 東條英機が満洲から国中枢に至るまで継続的に大陸阿片売買を言わば統制していたのは初耳。そして甘粕から東條に、多分妻勝子経由で莫大な阿片資金が流れてたらしい。甘粕を動かしていた岸信介も絡んできて、この辺りの阿片人脈のところの記述はなかなか興味深い。ただそれ以外、戦争に至る過程は多くの人物を表面的になぞり事実ベースで無く、もっぱら主観的な評価ありきでを論じており嫌悪感を覚えた。トップとしては無能とする東條が何故陸軍のトップに、更に首相にまでなってしまったのか、もう少し深い解析が、現在の理解のためにも欲しかった。 …続きを読む
    Isamash
    2021年03月26日
    0人がナイス!しています

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