万葉集 隠された歴史のメッセージ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年07月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784047034709
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万葉集 隠された歴史のメッセージ

  • 著者 小川 靖彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年07月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784047034709

万葉集の魅力に迫る! 編纂の目的、歌の魅力、表記の工夫などから徹底分析

新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。

『万葉集』は何のために編集されたのか。漢字で〈やまと歌〉を書くための技術をどのように開発し、それが歌にどのような広がりを与えたのか。万葉の歌の魅力を堪能しながら『万葉集』の全体を一望する。

〈目次〉
はじめに

第一章 『万葉集』という「書物」──「やまと歌」による〈歴史〉の創造
    【第一章のための基礎知識】
 一 「書物」としての『万葉集』
 二 皇統の《始祖》──一番歌・雄略御製
    【コラム1・一番歌はいつ作られたか】
 三 満ち足りた実りの国──二番歌・舒明御製
 四 歴史上の舒明天皇
    【コラム2・不思議な標目】
 五 天皇による統治の完成への歩み
 六 藤原宮の主・文武天皇
    【コラム3・皇位継承の次第を示す配列】
 七 巻子本であった『万葉集』
 八 成長する「書物」・『万葉集』
    【コラム4・音読から黙読へ】
第二章 万葉歌人たちの詩の技法
    【第二章のための基礎知識】
 一 額田王の〈媚態(コケットリー)〉
 二 柿本人麻呂の想像力
 三 山上憶良の悟り得ぬ心
 四 大伴家持の孤独
 五 作者未詳歌の輝き

第三章 漢字に託す心──漢字で書かれた「やまと歌」
    【第三章のための基礎知識】
 一 巻一の書記法──記憶に支えられた大胆な表記
 二 『万葉集』の《文字法》
 三 漢字から「かな」へ

第四章 万葉集古写本の世界
    【第四章のための基礎知識】

引用文献一覧/学びの導き手

おわりに
新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。

『万葉集』は何のために編集されたのか。漢字で〈やまと歌〉を書くための技術をどのように開発し、それが歌にどのような広がりを与えたのか。万葉の歌の魅力を堪能しながら『万葉集』の全体を一望する。

〈目次〉
はじめに

第一章 『万葉集』という「書物」──「やまと歌」による〈歴史〉の創造
    【第一章のための基礎知識】
 一 「書物」としての『万葉集』
 二 皇統の《始祖》──一番歌・雄略御製
    【コラム1・一番歌はいつ作られたか】
 三 満ち足りた実りの国──二番歌・舒明御製
 四 歴史上の舒明天皇
    【コラム2・不思議な標目】
 五 天皇による統治の完成への歩み
 六 藤原宮の主・文武天皇
    【コラム3・皇位継承の次第を示す配列】
 七 巻子本であった『万葉集』
 八 成長する「書物」・『万葉集』
    【コラム4・音読から黙読へ】
第二章 万葉歌人たちの詩の技法
    【第二章のための基礎知識】
 一 額田王の〈媚態(コケットリー)〉
 二 柿本人麻呂の想像力
 三 山上憶良の悟り得ぬ心
 四 大伴家持の孤独
 五 作者未詳歌の輝き

第三章 漢字に託す心──漢字で書かれた「やまと歌」
    【第三章のための基礎知識】
 一 巻一の書記法──記憶に支えられた大胆な表記
 二 『万葉集』の《文字法》
 三 漢字から「かな」へ

第四章 万葉集古写本の世界
    【第四章のための基礎知識】

引用文献一覧/学びの導き手

おわりに

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「万葉集 隠された歴史のメッセージ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 単なる作品の解説だけではなく、万葉集の成立史、書法、万葉仮名、解釈史など万葉集全体に関する優れた入門書となっている。特に面白かったのは正訓字と万葉仮名を組み合わせた文字法が当時の人にとっては案外読みや 単なる作品の解説だけではなく、万葉集の成立史、書法、万葉仮名、解釈史など万葉集全体に関する優れた入門書となっている。特に面白かったのは正訓字と万葉仮名を組み合わせた文字法が当時の人にとっては案外読みやすい記述方法だったという指摘。現在の音訓混在の記述方法と似ているというもの。万葉集が詠まれ編集された時代の息づかいが感じられる。☆☆☆☆★ …続きを読む
    はちめ
    2019年10月02日
    5人がナイス!しています
  • 再再読。万葉集読解の千年におよぶ積み重ねについて書かれたもの。万葉集の作品自体についてのアプローチも大切だが、時にはその解釈の歴史について知ることも作品理解においてとても役立つと思う。☆☆☆☆☆ 再再読。万葉集読解の千年におよぶ積み重ねについて書かれたもの。万葉集の作品自体についてのアプローチも大切だが、時にはその解釈の歴史について知ることも作品理解においてとても役立つと思う。☆☆☆☆☆
    はちめ
    2022年07月30日
    4人がナイス!しています
  • 万葉集といえば、日本の古代文化を伝える重要な歌集として、日本史や古文の授業で習ったこと以上にほぼ何も知らなかったというのが、正直なところであった。本書を読んで今まで知らなかった事実や日本人に対する理解 万葉集といえば、日本の古代文化を伝える重要な歌集として、日本史や古文の授業で習ったこと以上にほぼ何も知らなかったというのが、正直なところであった。本書を読んで今まで知らなかった事実や日本人に対する理解がより進んだかというと、自信をもって公にできるほどのものが何かつかめたというわけではないが、歴史と共に日本人の心が凝縮された書物であるという点にその貴重さの一端を見たという気がした。歴史、特に政治的な事柄に関しては、史書を読んで直接理解するということは我々一般人には困難で、→(2) …続きを読む
    マウンテンゴリラ
    2019年06月19日
    3人がナイス!しています

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