- 著者 井上 泰至
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2009年05月11日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784047034440
雨月物語の世界 上田秋成の怪異の正体
- 著者 井上 泰至
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2009年05月11日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784047034440
秋成が描き出す怪異と妖美の世界に鋭く迫る傑作。
〈目次〉
はじめに──『雨月物語』の怪異の謎
第一章 「生」の不安──怪談とその小説が生まれる基盤
第二章 幻術の文法──怪異表現の視覚と聴覚
第三章 文人作家の誕生──秋成の前半生
第四章 すれちがう主人公たち──作者秋成のトラウマ
第五章 仕掛けられた暗号──歌語・謡曲・俳諧
第六章 もどきの語り口──擬態と再生
第七章 秋成の軌跡──その後半生
第八章 廃虚と音──怪異の美の本質
参考文献一覧
図版出典一覧
あとがき
はじめに──『雨月物語』の怪異の謎
第一章 「生」の不安──怪談とその小説が生まれる基盤
第二章 幻術の文法──怪異表現の視覚と聴覚
第三章 文人作家の誕生──秋成の前半生
第四章 すれちがう主人公たち──作者秋成のトラウマ
第五章 仕掛けられた暗号──歌語・謡曲・俳諧
第六章 もどきの語り口──擬態と再生
第七章 秋成の軌跡──その後半生
第八章 廃虚と音──怪異の美の本質
参考文献一覧
図版出典一覧
あとがき
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「雨月物語の世界 上田秋成の怪異の正体」感想・レビュー
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雨月物語の背景を論じた一冊。白峰、仏法僧、青頭巾、それぞれ只事でないくらい魅力的な各編であるが、その背後に隠された秋成の教養を探っていく様は圧巻ですらある。また古典が雨月に与えた影響だけではなく秋成の …続きを読む2015年08月25日55人がナイス!しています
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過去に登場した様々な書籍が幽玄の能舞台に立つシテやワキのように登場する。幻想やうつつを扱う本書の文体は硬質で彫琢されている。2023年05月14日5人がナイス!しています
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上田秋成の孤独な境遇による偏屈さがよく分かった。今まで、有名な序文の「羅貫中や紫式部はあまりに傑作を書いたために酷い目にあった。自分にはそんな事はあるまい…」の下りを単純に秋成の謙遜だと思っていたけど …続きを読む2012年07月04日3人がナイス!しています