• 1955年（鉄腕アトム）から1986年（ミッド・ナイト）までをほぼ年代順に32作品並べた1000ページのボリュームをもった作品集。手塚治虫生誕80年を期して編纂されたもので、いずれも十分すぎる読み応えがある作品たちだ 1955年（鉄腕アトム）から1986年（ミッド・ナイト）までをほぼ年代順に32作品並べた1000ページのボリュームをもった作品集。手塚治虫生誕80年を期して編纂されたもので、いずれも十分すぎる読み応えがある作品たちだ。個人的にとりわけ興味深かったのは「嚢（ふくろ）」という作品で、ブラック・ジャックの「奇形嚢腫」（ピノコの物語の最初）にも通じる。コラム的に挟まれている手塚情報も興味深かった。どの作品を選ぶかは人によって違うのは当然で、好みもあれば思い入れもある。また別の1000ページを編んでもらえれば…。 …続きを読む
  ムーミン２号

  2023年10月09日
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• 先日、『水木しげる　超1000ページ』を読んだところだけど、水木の多彩な作風を軽々と凌駕する手塚治虫の作品群に、改めて圧倒される。あらゆるジャンルが描かれていて、手塚が漫画界のパイオニアであったことを知ら 先日、『水木しげる　超1000ページ』を読んだところだけど、水木の多彩な作風を軽々と凌駕する手塚治虫の作品群に、改めて圧倒される。あらゆるジャンルが描かれていて、手塚が漫画界のパイオニアであったことを知らしめるに充分な１冊。ジャンルもだけれど、1950年代から晩年の作品まで果敢に網羅した編集にも感心させられる。なかでも、一番印象的なのは「ドオベルマン」。何度読んでもシュールで怖く、予言的だ。 …続きを読む
  ぐうぐう

  2009年10月19日
  4人がナイス！しています
• 初期作品から後期の作品、長編から短編まで、手塚治虫の代表作と言える作品を1000ページにまとめた一冊。作風もバリエーション豊富で、改めて手塚治虫が「マンガの神様」と呼ばれている理由が理解できる。というか、 初期作品から後期の作品、長編から短編まで、手塚治虫の代表作と言える作品を1000ページにまとめた一冊。作風もバリエーション豊富で、改めて手塚治虫が「マンガの神様」と呼ばれている理由が理解できる。というか、本当に凄い幅の広さだ。SFモノ、時代モノ、怪奇モノ、なんでもこいだ。読後の満足感も素晴らしい。ただ、『七色いんこ』からの一編が「ベニスの商人」だったのが、ちょっと不満。なんで、そこで七色いんこメインじゃない話を持ってくるのかなあ。 …続きを読む
  菅家

  2009年10月12日
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