金曜日にきみは行かない

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784043743056
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金曜日にきみは行かない

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784043743056

今、最も注目される作家の幻の長編。

境界線を失踪する、ありすと有子。時間の迷路を旅する、きみとぼく。分身をめぐるネバー・エンディング・ストーリー。 境界線を失踪する、ありすと有子。時間の迷路を旅する、きみとぼく。分身をめぐるネバー・エンディング・ストーリー。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「金曜日にきみは行かない」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • これまで読んだ本の中で、一番風変りだった。訳が分からない小説なので、読書メーターでも評判が悪いようだ。私は昔から変な小説が好きなので、結構楽しんで読めた。ロックシンガーの白石アリスの記事を書いていた主 これまで読んだ本の中で、一番風変りだった。訳が分からない小説なので、読書メーターでも評判が悪いようだ。私は昔から変な小説が好きなので、結構楽しんで読めた。ロックシンガーの白石アリスの記事を書いていた主人公に、アリスが乗り移ってしまう。それだけではなく、様々な登場人物と人格が一つになって、主人公の人格は分裂していく。さらに時間と空間も混乱して、過去が現在の中に挟み込まれる。自分という存在が拡散していく描写は、強烈な酩酊感を伴っていた。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2018年08月13日
    108人がナイス!しています
  • 稀代のシンガー白石ありすと音楽ライターの主人公、二人の邂逅から物語は流れる。始まるのではなく、流れる。すれ違い、追いかけ合う二人は再会できないが、夢の中で或いは過去の記憶の中で、何度も何度も姿や役割を 稀代のシンガー白石ありすと音楽ライターの主人公、二人の邂逅から物語は流れる。始まるのではなく、流れる。すれ違い、追いかけ合う二人は再会できないが、夢の中で或いは過去の記憶の中で、何度も何度も姿や役割を変えて濃密に触れあっていく。これは理解するのではなく「受け入れる」物語のようだ。迷い込んだアリスのように事象と隠喩を受け入れて先へと流されていく感覚には手こずるが、受け入れたなら流されていくのも悪くない。実は“ありす”と“ぼく”しかいなかったのではないか、そう感じたなら物語は“きみ”の物語になっている。 …続きを読む
    眠る山猫屋
    2020年12月02日
    45人がナイス!しています
  • これは何!?まとまりがなく、ストーリーとしてのめり込むことができなかった。支離滅裂とまでは言い過ぎかもしれないが、登場人物をして、誰が実在の人物か、何が妄想で何が現実かがほぼほぼわからない。妄想を伴う これは何!?まとまりがなく、ストーリーとしてのめり込むことができなかった。支離滅裂とまでは言い過ぎかもしれないが、登場人物をして、誰が実在の人物か、何が妄想で何が現実かがほぼほぼわからない。妄想を伴う疾患を疑似体験しているよう。ラストからして、そういうことだったんだねと思わされました。 …続きを読む
    とくけんちょ
    2019年01月25日
    42人がナイス!しています

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