読む少女

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
160
ISBN:
9784043819010
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読む少女

  • 著者 岸本 葉子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
160
ISBN:
9784043819010

海の近くに育ったごく普通の少女の「本」との出会い

初めてその胸にしまった「秘密」。初めて知った「愛」というもの。学校の自分と、本当の自分とのギャップ。父の古いノートのはじっこに見つけた落書き……。誰もがほろ苦く思い出す、思春期の少女特有の気持ちを綴る 初めてその胸にしまった「秘密」。初めて知った「愛」というもの。学校の自分と、本当の自分とのギャップ。父の古いノートのはじっこに見つけた落書き……。誰もがほろ苦く思い出す、思春期の少女特有の気持ちを綴る

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「読む少女」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 表紙のイラストに惹かれて読み始めた本だった。イラストのような柔らかな話なのかと思ったのが、重たくていろいろな事を考えさせる内容だった。本と自分の関係を描くエッセイ。思春期に父に反発を感じる箇所は、私に 表紙のイラストに惹かれて読み始めた本だった。イラストのような柔らかな話なのかと思ったのが、重たくていろいろな事を考えさせる内容だった。本と自分の関係を描くエッセイ。思春期に父に反発を感じる箇所は、私にも同じようなことがあったので共感して読めた。息をひそめるようにして、家で過ごした作者の中学生時代のやりきれない気持ちが、鮮やかに伝わってくる。ある時父も自分と同じように悩んで生きてきたことが分かり、作者の父へのわだかまりは薄れていく。この部分は本当に感動的で、読んでいて胸が熱くなった。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2017年05月07日
    115人がナイス!しています
  • 賢い少女が、本と共に内面的成長をするお話。淡々としてそんなに面白味があるわけではないが、幼い頃~思春期へと、そして大人へと成長する過程で誰にも覚えのある感情などが綴られている。父親に対する尊敬の気持ち 賢い少女が、本と共に内面的成長をするお話。淡々としてそんなに面白味があるわけではないが、幼い頃~思春期へと、そして大人へと成長する過程で誰にも覚えのある感情などが綴られている。父親に対する尊敬の気持ちと相反して軽蔑し、嫌悪する気持ち。自分にも覚えがあるため、そうだったなあと静かに読み終えた。 …続きを読む
    里季
    2017年05月12日
    52人がナイス!しています
  • 思っていたのとは違った内容でした。岸本さんの幼少期から20代後半?頃までを書かれたエッセイでした。本の虫だった「読む少女」が岸本さんではなく、転校生のアラカワさんであり、授業中もジャンルを問わずに本を読 思っていたのとは違った内容でした。岸本さんの幼少期から20代後半?頃までを書かれたエッセイでした。本の虫だった「読む少女」が岸本さんではなく、転校生のアラカワさんであり、授業中もジャンルを問わずに本を読む姿に(いいなぁ)と思う素直でない自分がいたそうです。この本の中に出てくる本が、学生時代に読んだ本か、哲学系の難しい本だったので、読みたい本がなかったのが淋しい。岸本さん、男っぽい思考の持ち主かと、今まで抱いていたイメージが少し崩れました。 …続きを読む
    ぶんこ
    2018年05月30日
    41人がナイス!しています

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