犬の力 下

犬の力 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784042823056
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犬の力 下

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784042823056

ドン・ウィンズロウ(『ストリート・キッズ』)、文句なしの最高傑作!

血みどろの麻薬戦争に巻き込まれた、DEAの捜査官、ドラッグの密売人、コールガール、殺し屋、そして司祭。戦火は南米のジャングルからカリフォルニアとメキシコの国境へと達し、地獄絵図を描く。 血みどろの麻薬戦争に巻き込まれた、DEAの捜査官、ドラッグの密売人、コールガール、殺し屋、そして司祭。戦火は南米のジャングルからカリフォルニアとメキシコの国境へと達し、地獄絵図を描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「犬の力 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【原書】メキシコの麻薬カルテルと、なんとか米国内への麻薬流入を防ごうとするDEAエージェントの闘い。そこに描かれるのは殺戮・虐待であり、裏切りであり、憎しみであり、愛情、そして悔恨と赦しである。綿密な取 【原書】メキシコの麻薬カルテルと、なんとか米国内への麻薬流入を防ごうとするDEAエージェントの闘い。そこに描かれるのは殺戮・虐待であり、裏切りであり、憎しみであり、愛情、そして悔恨と赦しである。綿密な取材に基づいたフィクションではあるが、映像を観せられているかのような生々しい描写、ヒリヒリ痛むようなブレのない筆致に一気読みさせられた。わたし自身はもちろん主役のひとり、ノーラになりきって。 原書:https://bookmeter.com/books/2667699 …続きを読む
    ミカママ
    2020年06月11日
    490人がナイス!しています
  • 大満足。ラストに向かって二転三転、登場人物の関係性もコロコロと入れ替わり加速度を増していく。アダンが頭角を現してからの展開は本当にページをめくる手が止まらなくなってしまう。特にノーラとカランの繋げ方が 大満足。ラストに向かって二転三転、登場人物の関係性もコロコロと入れ替わり加速度を増していく。アダンが頭角を現してからの展開は本当にページをめくる手が止まらなくなってしまう。特にノーラとカランの繋げ方が非常に上手く、要所要所でその二人視点の章になるので、読むのを止められなくなる。二人のその先を明かさないのもニクイ演出。それまでの流れからいえば、明るいだけの未来なはずがないのに、どこか救いを感じる不思議な余韻。もうこの時点で『ザ・カルテル』が面白くないはずがない。 …続きを読む
    W-G
    2018年04月25日
    476人がナイス!しています
  • 上巻はマチスモの横溢する、暴力と殺戮に満ち満ちたシーンの連続だったが、下巻ではそれが沈静化し、いたって政治的な次元で語られることになる。もっとも、読者である我々が惨殺に慣れただけかも知れないし、あるい 上巻はマチスモの横溢する、暴力と殺戮に満ち満ちたシーンの連続だったが、下巻ではそれが沈静化し、いたって政治的な次元で語られることになる。もっとも、読者である我々が惨殺に慣れただけかも知れないし、あるいは目前の小集団での戦闘が、より巨大な国家的規模の掃討に眼を覆われてしまったせいで鈍麻してしまったようにも思われる。ウィンズロウの大風呂敷はFARC(コロンビア革命軍)から、果ては中国人民解放軍へと、留まることがない。あるいは、それこそが真実であるのかも知れなのだが。終幕ではアートの寂寥感と虚脱感を追体験⇒ …続きを読む
    ヴェネツィア
    2019年07月15日
    453人がナイス!しています

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