追憶列車

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784043690022
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追憶列車

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784043690022

「症例A」の多島斗志之が贈る感慨深い読後感をご体験ください

謎の女を描く「マリア観音」、清水の次郎長の三人目の妻・お蝶が死に至るまでを書いた「お蝶殺し」など、多島さんならではのエモーショナルで心地良い読後感の短編を厳選しました。 謎の女を描く「マリア観音」、清水の次郎長の三人目の妻・お蝶が死に至るまでを書いた「お蝶殺し」など、多島さんならではのエモーショナルで心地良い読後感の短編を厳選しました。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「追憶列車」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 背景も持ち味も全く異なる短編集ではあるけれど、登場人物それぞれの「深層」を読者の心に刻みつけていくような鮮やかさを感じました。内容はモノトーンのような暗さと重さがあるのだけれども。 背景も持ち味も全く異なる短編集ではあるけれど、登場人物それぞれの「深層」を読者の心に刻みつけていくような鮮やかさを感じました。内容はモノトーンのような暗さと重さがあるのだけれども。
    rakim
    2013年09月02日
    16人がナイス!しています
  • 謎の女の影に幸せな家庭が揺れるサスペンス仕立ての『マリア観音』、娘たちの言葉遣いに悩む母親のあまりに意外な一面を描いた『預け物』など、多彩な短編が収まった一冊。どれも良かったですが、日露戦争のさなか、 謎の女の影に幸せな家庭が揺れるサスペンス仕立ての『マリア観音』、娘たちの言葉遣いに悩む母親のあまりに意外な一面を描いた『預け物』など、多彩な短編が収まった一冊。どれも良かったですが、日露戦争のさなか、捕虜を受け入れた四国松山の日常を描いた『虜囚の寺』には驚きました。本国から送らせた金を好き放題に使ったり、妻子を日本に呼び寄せたりする捕虜の将校は保養客さながらですね。一方で骨のある男たちもいて、収容所長らとぶつかり合いながらもお互いに認め合うさまが清々しく感じられました。(対象年齢は14歳以上かな?) …続きを読む
    雪丸 風人
    2020年02月07日
    9人がナイス!しています
  • 久しぶりの多島斗志之さん。そして短編を読むのは初めて。どの作品も面白かったですが、"お蝶ごろし"が特によかったです。結末が意外!意表を突かれた! 久しぶりの多島斗志之さん。そして短編を読むのは初めて。どの作品も面白かったですが、"お蝶ごろし"が特によかったです。結末が意外!意表を突かれた!
    莉玖
    2019年02月10日
    9人がナイス!しています

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