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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年11月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041494141

薔薇いろのメランコリヤ

  • 著者 小池 真理子
  • 画 司 修
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2003年11月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041494141

肉体とこころから立ち上がる快楽という命の香り。性愛の到達点を描ききる。

18歳のわたしがふとしたことで知り合った美しい年上のエマ。特上のおしゃれ、気儘な感情、けだるい贅沢、エマを限りなく真似したわたしがその恋人に近づくのに時間はかからなかった。劇的恋愛小説の結晶。

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「薔薇いろのメランコリヤ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 若かった「私」はいくつも年上の女流詩人・エマと男を共有する。しかし晋平という男性が現れることで、「私」もエマも恋に苦しむようになる。双方の想いは深く、ここまで狂ったような恋を私は知らない。三角関係とい 若かった「私」はいくつも年上の女流詩人・エマと男を共有する。しかし晋平という男性が現れることで、「私」もエマも恋に苦しむようになる。双方の想いは深く、ここまで狂ったような恋を私は知らない。三角関係という陳腐な言葉では説明のつかない愛憎がここにある。結末は書かないが、お互いをつぶしてしまう恋というのはあるのだろう。そして、女性は強い。 …続きを読む
    佐島楓@執筆中
    2013年07月13日
    21人がナイス!しています
  • タイトルは、ギョーム・アポリネールの詩から取られている。アポリネールは、昨日を空ろな尼寺と例えた直後、薔薇いろのメランコリヤとも例える。この真逆の比喩は、昨日が移り変わることを諭している。人にとって過 タイトルは、ギョーム・アポリネールの詩から取られている。アポリネールは、昨日を空ろな尼寺と例えた直後、薔薇いろのメランコリヤとも例える。この真逆の比喩は、昨日が移り変わることを諭している。人にとって過去とは、起こった事象の記録ではなく、あくまで記憶の産物なのだ。時間が経過する毎に、記憶はその印象を変えていく。時に甘く、時に優しく、そして時に残酷に。22年前、まだ少女だった野乃は、美しい年上の女性・エマと出会う。ここでストーリーを紹介する行為は、あまり意味を成さない。(つづく) …続きを読む
    ぐうぐう
    2019年05月20日
    20人がナイス!しています
  • 同じ男を好きになる。という三角関係の話なのだけれど、小池さんにかかるとそんな薄っぺらい話にはもちろんならない。それぞれが自身でも気付かない程に愛に狂い、嫉妬し、孤独を深めていく様が怖くも、哀しくもあり 同じ男を好きになる。という三角関係の話なのだけれど、小池さんにかかるとそんな薄っぺらい話にはもちろんならない。それぞれが自身でも気付かない程に愛に狂い、嫉妬し、孤独を深めていく様が怖くも、哀しくもあり、また官能的でその愛にこちらまで引き込まれる。ラストの展開には嵐が去った後の様な静寂に包まれていて、美しい映画を観た後の様な溜息が出た。 …続きを読む
    けいこ
    2020年03月14日
    12人がナイス!しています

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著者紹介

小池 真理子(こいけ まりこ)

1952年東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞(短編および短編集部門)、96年「恋」で第114回直木賞、98年「欲望」で第5回島清恋愛文学賞、2006年「虹の彼方」で第19回柴田錬三郎賞、12年「無花果の森」で第62回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、13年「沈黙のひと」で第47回吉川栄治文学賞を受賞。「無伴奏」「存在の美しい哀しみ」「怪談」「千日のマリア」「モンローが死んだ日」など著書多数。

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