新版 蜻蛉日記I(上巻・中巻)現代語訳付き

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784043679010
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新版 蜻蛉日記I(上巻・中巻)現代語訳付き

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784043679010

難解な「蜻蛉日記」を綿密な校注により、女性の立場から虚心に読み解く好著

美貌と歌才に恵まれた女に権門の男、藤原兼家からの求婚があった。結婚後も与えられる以上の愛を求めて、自らの身を蜻蛉のようにはかないと詠嘆する、21年間の内省的日記。町の小路の女の出現、母の死などを経て、兼家への抗議としての鳴滝籠りでクライマックスを迎える。新たな文学ジャンルを意識的に目指した作品の登場である。わかりやすい注とこなれた現代語訳を付した文庫の決定版。 美貌と歌才に恵まれた女に権門の男、藤原兼家からの求婚があった。結婚後も与えられる以上の愛を求めて、自らの身を蜻蛉のようにはかないと詠嘆する、21年間の内省的日記。町の小路の女の出現、母の死などを経て、兼家への抗議としての鳴滝籠りでクライマックスを迎える。新たな文学ジャンルを意識的に目指した作品の登場である。わかりやすい注とこなれた現代語訳を付した文庫の決定版。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

凡例

蜻蛉日記 上
蜻蛉日記 中

本文校訂表

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「新版 蜻蛉日記I(上巻・中巻)現代語訳付き」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 訳文のみ読了。藤原兼家の妻のひとり、道綱母の愚痴日記文学(?)。道綱母の嫉妬は確かに怖くて、夫の愛人の子供が死んでよろこぶとかヒエ〜ってなりますが、正妻時姫からすればあなたも愛人だよっていうか。道綱母の 訳文のみ読了。藤原兼家の妻のひとり、道綱母の愚痴日記文学(?)。道綱母の嫉妬は確かに怖くて、夫の愛人の子供が死んでよろこぶとかヒエ〜ってなりますが、正妻時姫からすればあなたも愛人だよっていうか。道綱母のネチネチしたところばかりがピックアップされがちですが、個人的には季節の移り変わりの描写や歳時記的な儀式の描写など、ゆったり時が流れている空気感を味わえたのが意外でとても良かったです。兼家と道綱母の間でオロオロする道綱が気の毒すぎる。 …続きを読む
    ヒロミ
    2015年03月15日
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  • ほぼ日本語訳だけを読んだ。浮気男に苦しめられる作者の思いがつらつらと書き連ねられている。和歌がどれもかなり秀逸で相当教養があったのだとうかがえる。みみらくの島をはじめとした有名なシーンが多かった。上巻 ほぼ日本語訳だけを読んだ。浮気男に苦しめられる作者の思いがつらつらと書き連ねられている。和歌がどれもかなり秀逸で相当教養があったのだとうかがえる。みみらくの島をはじめとした有名なシーンが多かった。上巻のほうが面白みがあったので下巻を読むか悩ましい。紫式部日記をはじめいくつか日記を読んだがこれもなかなかよかった。あんな夫でもなんだかんだ思っている作者はなかなかのもの。いつかは原文でチャレンジしたい。 …続きを読む
    ミヤト
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  • 当時の貴族社会の夫婦・男女関係を女性側は納得しているにもかかわらず、やはりかなり苦しんでいたのだというのがよくわかる日記。道綱や自分に関わる祝い事など華やかに行われただろうに、そういうことは書かずに、 当時の貴族社会の夫婦・男女関係を女性側は納得しているにもかかわらず、やはりかなり苦しんでいたのだというのがよくわかる日記。道綱や自分に関わる祝い事など華やかに行われただろうに、そういうことは書かずに、通ってこない兼家のことを延々愚痴る。美人の道綱母はプライドが邪魔をして、精神が満たされず幸福になれないのだ。人の心は昔も今も変わらないのだと感じさせる。 …続きを読む
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