雨鶏

雨鶏

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048730372

雨鶏

  • 著者 芦原 すなお
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048730372

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「雨鶏」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 舞台となるのは1960年代の大学。それでなくても自主休講で大学に行かない日が多いのに、学生運動も活発でストで休講になることもしばしば。そんな中、悪友たちと麻雀や民謡酒場に繰り出し自由を満喫する日々で・ 舞台となるのは1960年代の大学。それでなくても自主休講で大学に行かない日が多いのに、学生運動も活発でストで休講になることもしばしば。そんな中、悪友たちと麻雀や民謡酒場に繰り出し自由を満喫する日々で・・。連作短編集全9話。kishikanさんからご紹介いただいた本です♪グイグイ読めるというより、まったりとダラダラと読んでしまうお話でした。でもこのまったり感がとても居心地良く癖になりそうでした。主人公の父親からの手紙が何とも味わいがあって良かったです。それにしても少しは勉強して欲しいですね(苦笑)★★★★ …続きを読む
    うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
    2013年07月06日
    47人がナイス!しています
  • 平成9年出版(平成6年~7年の野生時代に連載)の短編連作集なんだけど、やっぱり芦原さんらしさが色濃く出ている作品だなあ。時は大阪万博の頃、学生運動華やかなりし大学生活を描いたもの。でもそこは芦原さん。 平成9年出版(平成6年~7年の野生時代に連載)の短編連作集なんだけど、やっぱり芦原さんらしさが色濃く出ている作品だなあ。時は大阪万博の頃、学生運動華やかなりし大学生活を描いたもの。でもそこは芦原さん。ぐうたら学生、人生風任せのような飄々とした主人公山越君の生きざまを、壁に当たってはくじけ、山があったら遠回りし、雨が降れば外出せず、のようなまあ適当な学生時代を過ごすお話なんですが、不思議なことにこの意味のなさそうな生活が、妙に意義深く感じてしまうのですよ。かくいう私の学生時代もこのような生活でありましたが。 …続きを読む
    kishikan
    2013年06月19日
    29人がナイス!しています
  • むさ苦しい学生生活の描写を最初の方だけ耐えればだんだん慣れてきて気がつくとどっぷりハマります。飄々とした中にときおり見え隠れする主人公の揺るがない何か。こんなグダグタな娑婆ですが物事の本質は自分で探し むさ苦しい学生生活の描写を最初の方だけ耐えればだんだん慣れてきて気がつくとどっぷりハマります。飄々とした中にときおり見え隠れする主人公の揺るがない何か。こんなグダグタな娑婆ですが物事の本質は自分で探しますのでどうぞお構いなくと。その芯が素敵。 …続きを読む
    パン太郎
    2022年02月05日
    3人がナイス!しています

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