生きる歓び

生きる歓び

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1994年12月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
304
ISBN:
9784048728379

生きる歓び

  • 著者 橋本 治
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1994年12月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
304
ISBN:
9784048728379

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「生きる歓び」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへいく」で鮮烈にデビューした橋本治さんは 、「桃尻語」で小説にもデビューし、深い識見を駆使した批評も書き、編み物作家でもあり、正に「 「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへいく」で鮮烈にデビューした橋本治さんは 、「桃尻語」で小説にもデビューし、深い識見を駆使した批評も書き、編み物作家でもあり、正に「知の巨人」と呼ぶに相応しい。しかし、彼の「知」が広範に渡り深いため、十分な評価を得ていないのは、とても残念。彼の小説は、戦後三部作(巡礼、橋、リア家の人々)でも本作でも、常に普通に暮らしている人々を、丹念に描いていて好ましい。決して、英雄などは描かれない。普通の人々が、普通に暮らす世界が、大事だという世界観。 …続きを読む
    もりくに
    2024年11月17日
    76人がナイス!しています
  • ひらがなの物の名前の付いた9編の短編集。性別も年齢も様々な人たちの暮らしのある時、そこに流れる感情。年代の近い女性の1編もあるが、それもなんだかガラス越しのように感じられ、もう一つ感情移入ができない。 ひらがなの物の名前の付いた9編の短編集。性別も年齢も様々な人たちの暮らしのある時、そこに流れる感情。年代の近い女性の1編もあるが、それもなんだかガラス越しのように感じられ、もう一つ感情移入ができない。それよりも、すべてけしてハッピーな話ではなく、本の表題の意味が分からない。いや、少しずつわだかまりを持ちながらも、日々の営みを何とか送っていくことの中に、生きる歓びがあるのかもしれない。 …続きを読む
    クリママ
    2022年01月30日
    53人がナイス!しています
  • 受験時代に「あんぱん」を読んだことがあり興味が湧きました。調べたら「男東大どこへいく」の方だったのですね、恐れ入りました。老若男女の主人公の日常の切片が描かれていて、私は何かはっと気づかされるというこ 受験時代に「あんぱん」を読んだことがあり興味が湧きました。調べたら「男東大どこへいく」の方だったのですね、恐れ入りました。老若男女の主人公の日常の切片が描かれていて、私は何かはっと気づかされるということは無かったのだけれど、描写が綺麗で読んでいて気持ちよかったです。あと食べ物がいちいち美味しそうだった(笑)「あんぱん」では目頭が熱くなり、老いを受け入れていこうという気持ちになりました。「いんかん」「ひまん」が読みやすくて好き。 …続きを読む
    @かおり
    2013年11月08日
    2人がナイス!しています

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