奇子 下巻

奇子 下巻

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1989年07月20日
判型:
四六判
商品形態:
コミック
ページ数:
352
ISBN:
9784048520478

奇子 下巻

  • 著者 手塚 治虫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1989年07月20日
判型:
四六判
商品形態:
コミック
ページ数:
352
ISBN:
9784048520478

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「奇子 下巻」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【A+】15歳にならんとする奇子は美しく妖艶に育ち、天外家で最も聡く正義感をもった兄・伺朗と、おぞましくも純粋な禁断の愛に溺れる。かつては外の世界に逃れることを渇望していた奇子だったが、蔵の地下牢という《 【A+】15歳にならんとする奇子は美しく妖艶に育ち、天外家で最も聡く正義感をもった兄・伺朗と、おぞましくも純粋な禁断の愛に溺れる。かつては外の世界に逃れることを渇望していた奇子だったが、蔵の地下牢という《人形の家》に余りにも順応してしまい、外界との接触を自ら断つ。祐天寺という人物になりすまして大立者になった次兄仁朗と、いまだに初恋の人の死を引きずっている姉志子(なおこ)の人生が20年ぶりに交錯し、事態は風雲急を告げるのであった…。清張+横溝的な世界観、才人による映像化が待たれる(地上波は無理かな~) …続きを読む
    村上春巻
    2023年10月21日
    21人がナイス!しています
  • 圧倒されました。安部公房の「箱男」から影響を受けたのかしら?時代的にあり得るのだが。まんま純文学ですよね。北杜夫さんの「楡家のひとびと」も連想しました。一族サーガですよね。読後の満足感が小説読んだのと 圧倒されました。安部公房の「箱男」から影響を受けたのかしら?時代的にあり得るのだが。まんま純文学ですよね。北杜夫さんの「楡家のひとびと」も連想しました。一族サーガですよね。読後の満足感が小説読んだのとほぼ変わらない、いやあ、疲れました。「ばるぼら」は既に読んでたけど、こっちの方が断然力が入ってます。ぐったり。流石手塚治虫だわ。降参。 …続きを読む
    阿部義彦
    2015年07月12日
    11人がナイス!しています
  • 昔読んだはずなんだけど、忘れている内容が多かった。最後の奇子だけが生き残っていたところは衝撃的だったので覚えていたけど。戦後の動乱の中で、いろんなことをして生き抜いてきた人はいただろうが、こんなにも狂 昔読んだはずなんだけど、忘れている内容が多かった。最後の奇子だけが生き残っていたところは衝撃的だったので覚えていたけど。戦後の動乱の中で、いろんなことをして生き抜いてきた人はいただろうが、こんなにも狂気じみた一族はごく一部の稀有な存在だと思いたい。 …続きを読む
    じょり
    2020年07月17日
    9人がナイス!しています

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