土佐日記 付現代語訳

土佐日記 付現代語訳

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1960年08月05日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
112
ISBN:
9784044019013
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土佐日記 付現代語訳

  • 訳注 三谷 栄一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1960年08月05日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
112
ISBN:
9784044019013
土佐守紀貫之が承平4年(934)12月に土佐を出港して翌年2月京に帰り着くまでの旅日記。女性の筆に擬して書かれている。『古今和歌集』の仮名序を書いた著名な歌人である貫之、和歌を多く取り入れた平安時代の仮名文学の先駆作品として、その自由奔放な書きぶりは文学史上高く評価される。当時の交通・海賊・民間信仰の資料としても貴重。明応元年(1492)頃まで現存した貫之自筆本を最もよく伝える青谿書屋本を底本とした。 土佐守紀貫之が承平4年(934)12月に土佐を出港して翌年2月京に帰り着くまでの旅日記。女性の筆に擬して書かれている。『古今和歌集』の仮名序を書いた著名な歌人である貫之、和歌を多く取り入れた平安時代の仮名文学の先駆作品として、その自由奔放な書きぶりは文学史上高く評価される。当時の交通・海賊・民間信仰の資料としても貴重。明応元年(1492)頃まで現存した貫之自筆本を最もよく伝える青谿書屋本を底本とした。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ


門 出
馬のはなむけ
守の館にて、送別の宴
浦戸をさして、鹿兒のの別れ
大湊の泊
なほ大湊にて
若菜ぞ今日を
ゆくさきに立つ白波
大湊より奈半の泊へ
舟歌うたひて
奈半より室津をおふ
雲もみな波とぞ見ゆる
いたづらに日を経れば
立つ波を雪か花かと
三笠の山に出でし月
海賊のおそり
ちぶりの神
都遠し
子の日
和泉の灘
五色にいま一色ぞたらぬ
死し子顔よかりき
住の江の松
住吉の明神
都近くなりぬ
川尻に舟いりたちて漕ぎのぼる
渚の院
山崎
桂河月のあかきにわたる
京にいりたちてうれし
解説
索引

「土佐日記 付現代語訳」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 薄くて読みやすい。 薄くて読みやすい。
    沙智
    2020年09月30日
    5人がナイス!しています
  • 5年以上ぶりの再読。一番印象に残っているのは、前半でひたすらお酒を飲んでいたことです。もう一つ印象に残っているのは小さい子どもがよく出てくること、そして亡くした幼子への悲しみです。後者は土佐日記の鑑賞 5年以上ぶりの再読。一番印象に残っているのは、前半でひたすらお酒を飲んでいたことです。もう一つ印象に残っているのは小さい子どもがよく出てくること、そして亡くした幼子への悲しみです。後者は土佐日記の鑑賞としてよく見かける気がしますが、高校生の時はあまり感じませんでした。しかし今回改めて読んでみると確かに子どもを亡くした悲しみが強く表れているように感じました。お酒に関しては『徒然草』ほど面白い話はありませんでした。あとは貫之さん結構まめだな〜と思いました(お礼とか)。百人一首「あまの」の話もありました。 …続きを読む
    笛の人
    2022年05月28日
    2人がナイス!しています
  • 中学1年生の時の副読本として配布されたのを27年ぶりに再読。内容は今でいう旅行ブログみたいな感じ。仮名文学の嚆矢ということで文学史上重要なのだとは思うが、深遠な内容が書いているということもない。とはいえ 中学1年生の時の副読本として配布されたのを27年ぶりに再読。内容は今でいう旅行ブログみたいな感じ。仮名文学の嚆矢ということで文学史上重要なのだとは思うが、深遠な内容が書いているということもない。とはいえ平安時代の旅はこんなふうだったのか、人の心は千年経っても変わらないとか面白く読んだが、中学1年生には面白さを理解することも難しいだろうと思った。 …続きを読む
    Ucchy
    2020年05月07日
    2人がナイス!しています

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