今昔物語集 本朝世俗部(下)

今昔物語集 本朝世俗部(下)

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1955年12月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784044006044
label

今昔物語集 本朝世俗部(下)

  • 校注 佐藤 謙三
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1955年12月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784044006044
芥川龍之介の「羅生門」「六の宮の姫君」などをはじめ、谷崎潤一郎などの近代作家たちが創作の素材を『今昔物語集』から得たことは有名。現代作家にも多大な影響を与えつづけている。本巻には本朝世俗部の巻28から巻31までを収録。人間のさまざまな欲望性情を喜劇的に描いた笑い話、京の夜に横行した盗賊たちの恐ろしい悪事の話、男女の純愛を主題とする恋愛和歌説話など、話題・登場人物ともに、豊かな多様性に魅力がある。 芥川龍之介の「羅生門」「六の宮の姫君」などをはじめ、谷崎潤一郎などの近代作家たちが創作の素材を『今昔物語集』から得たことは有名。現代作家にも多大な影響を与えつづけている。本巻には本朝世俗部の巻28から巻31までを収録。人間のさまざまな欲望性情を喜劇的に描いた笑い話、京の夜に横行した盗賊たちの恐ろしい悪事の話、男女の純愛を主題とする恋愛和歌説話など、話題・登場人物ともに、豊かな多様性に魅力がある。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

巻第二十八 本朝、附世俗
巻第二十九 本朝、附悪行
巻第三十 本朝、附雑事
巻第三十一 本朝、附雑事

解説
今昔物語集世俗部索引

「今昔物語集 本朝世俗部(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 上巻の感想で、芥川龍之介は詰まらないエピソードばかり取り上げる、と書いたが、無論芥川の小説自体が詰まらないわけではない。芥川にとって、説話は近代的な心理描写や作者自らのテーマ性を盛り込むための器であっ 上巻の感想で、芥川龍之介は詰まらないエピソードばかり取り上げる、と書いたが、無論芥川の小説自体が詰まらないわけではない。芥川にとって、説話は近代的な心理描写や作者自らのテーマ性を盛り込むための器であって、素材そのもののナマの面白さは二の次、ということである。近代以後の今日から見ると、近代的に解りやすく普遍化された小説よりも、説話自体の荒々しさ、登場人物の鮮明な輪郭、強烈な色彩感に惹かれてしまう。我々の身近にも居そうな人物、ではなくて、粗削りながら唯一無二の強烈なキャラクター達なのである。 …続きを読む
    迦陵頻之急
    2024年05月05日
    0人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品