クロスロード・ブルース

クロスロード・ブルース

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042869016
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クロスロード・ブルース

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042869016

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「クロスロード・ブルース」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「ブルース探偵」ニック・トラヴァーズのシリーズ第1作。伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンの幻の音源を巡って事件に巻き込まれる。ハードボイルド小説としてのストーリーテリングはそれほど凝っていないの 「ブルース探偵」ニック・トラヴァーズのシリーズ第1作。伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンの幻の音源を巡って事件に巻き込まれる。ハードボイルド小説としてのストーリーテリングはそれほど凝っていないので、手堅い面白さという感じだが、特筆すべきは作者エース・アトキンスの描写力。行った事もないミシシッピ・デルタの風景が目の前に浮かび、沼沢地の湿った空気が肌で感じられるような文章なのだ。雰囲気に浸りたくて読書をする自分にとっては、これだけで読んだ価値があった、と感じた小説。ブルースをBGMに読むべし。 …続きを読む
    Bo-he-mian
    2018年06月17日
    10人がナイス!しています
  • 原書にて。著者の処女作。ハードボイルドとブルースが好きな人間にとっては垂涎の題材だが期待外れ。チャンドラーよりも、ジョン・D・マクドナルド(『恐怖の岬』が有名)の影響が濃く出ている。章ごとに主人公と犯 原書にて。著者の処女作。ハードボイルドとブルースが好きな人間にとっては垂涎の題材だが期待外れ。チャンドラーよりも、ジョン・D・マクドナルド(『恐怖の岬』が有名)の影響が濃く出ている。章ごとに主人公と犯人側に視点を変えて語るのだけれど、そうすると読者は主人公よりも先に犯罪の発生とその裏を知ってしまうことになり、ヒーローのかっこよさが削がれてしまうのだ。最近のスー・グラフトンのアルファベット・シリーズもこの手を使っているが、あちらも成功しているとは思えない。しかもここでは犯人はサイコパスときている。やれやれ。 …続きを読む
    ひじき
    2014年06月20日
    7人がナイス!しています
  • タイトルが「○○ブルース」という本はたくさんありますが、これは正真正銘ブルースを題材にした本です。1938年に亡くなったブルースの神、ロバート・ジョンソンが死の直前に録音したという幻のレコード。世にでる タイトルが「○○ブルース」という本はたくさんありますが、これは正真正銘ブルースを題材にした本です。1938年に亡くなったブルースの神、ロバート・ジョンソンが死の直前に録音したという幻のレコード。世にでることもなく、存在するのかしないのか誰も知らないそのレコードを巡って争いがおきる。題材はいいんだが、なんか話がグチャグチャしてるし、探偵役のニックは「お前は何様だよ」という感じで。実に惜しいな。310ページ …続きを読む
    けいちゃっぷ
    2010年10月11日
    6人がナイス!しています

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