戦争の犬たち(下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1981年03月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042537045
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戦争の犬たち(下)

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1981年03月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784042537045

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「戦争の犬たち(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • シャノンの行動は、やはりあくまでも傭兵としての既定路線を遂行するものではなかった。ただし、結末に至るまでの夾雑物が相変わらずいくつもあるために、スピード感と緊張の維持はやや犠牲にされた感がある。ジュリ シャノンの行動は、やはりあくまでも傭兵としての既定路線を遂行するものではなかった。ただし、結末に至るまでの夾雑物が相変わらずいくつもあるために、スピード感と緊張の維持はやや犠牲にされた感がある。ジュリーとのこと、あるいはシャノンに敵対し暗殺を謀ろうとするルウ、さらにはソ連の進出などがそうである。もっとも、結末部もフォーサイスの意図するところはわかるが、それで巨大資本の論理が覆るわけでもない。所詮は蟷螂之斧と言ってしまえば、それまでなのである。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2023年04月24日
    309人がナイス!しています
  • 面白かった!戦争の下準備の話である。上下巻合わせて600Pの対策ながら、実際の戦闘は最後の10P程度、それ以外は武器調達、武器密輸、偽装のためのペーパーカンパニー設立譚、そのた擬装書類の集め方。フォーサイス 面白かった!戦争の下準備の話である。上下巻合わせて600Pの対策ながら、実際の戦闘は最後の10P程度、それ以外は武器調達、武器密輸、偽装のためのペーパーカンパニー設立譚、そのた擬装書類の集め方。フォーサイス氏は本当にクーデターを目論んだことがあり、これはその体験談だという噂もあるが、そう信じたくなるほどのリアルさだ。傭兵と言うのは結局は幸せになれない人種らしい。準備に時間をかける小説が好きな方は必見。 …続きを読む
    absinthe
    2021年10月11日
    171人がナイス!しています
  • 面白いのだが延々と続く武器弾薬や装備の入手の段取りと、怪しく魅力的な海千山千の連中たちとの駆け引きで、最終章に入って残り数十ページでようやくドンパチが始まりあっけなく終る。そして… 意外な終わり方に驚 面白いのだが延々と続く武器弾薬や装備の入手の段取りと、怪しく魅力的な海千山千の連中たちとの駆け引きで、最終章に入って残り数十ページでようやくドンパチが始まりあっけなく終る。そして… 意外な終わり方に驚くがそれも意味があったのだと。プロジェクトX的なドキュメンタリードラマを見ているようだった。語り口のうまさに感心する。著者のデビュー作「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」からの三部作であるがこれは異色だ。著者の主張が一番出ているのではないかと。良書。 …続きを読む
    harass
    2018年08月05日
    84人がナイス!しています

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