• 最後の一文で読者に衝撃を与えるサイコ・スリラー。どろっとした人間関係、どんでん返しなど、ニーリィ節が炸裂する代表作です。主人公は、精神を病んだ妻を持つ作家。ある日、妻が自宅で何者かに性的暴行を受けてし 最後の一文で読者に衝撃を与えるサイコ・スリラー。どろっとした人間関係、どんでん返しなど、ニーリィ節が炸裂する代表作です。主人公は、精神を病んだ妻を持つ作家。ある日、妻が自宅で何者かに性的暴行を受けてしまいます。どうやら主人公は恨みを買っているようです。おりしも連続暴行魔が街を騒がせていて…。主人公の学生時代を振り返りながら物語は進みます。冗長さを感じないのは、随所に衝撃的なシーンが見られるからでしょう。一見、関係がなさそうでも後から効いてきます。真相の後味の悪さはピカイチです。端的に言うと狂気の沙汰。 …続きを読む
  hit4papa

  2023年03月21日
  65人がナイス！しています
• 新書ではもう手に入らないっぽい。ずっと読みたくて、やっと手元に！読めなかった間、期待値が上がり過ぎて 世界最高傑作のように勝手にイメージを膨らませてしまい(苦笑)、正直 期待通りの満足感は得られなかった。 新書ではもう手に入らないっぽい。ずっと読みたくて、やっと手元に！読めなかった間、期待値が上がり過ぎて 世界最高傑作のように勝手にイメージを膨らませてしまい(苦笑)、正直 期待通りの満足感は得られなかった。ただ、それは私が悪いんでありまして。都会的雰囲気の漂うサイコ・サスペンスとして 充分に楽しめる作品であることは確か。ラスト2ページで明かされる真相は、そうそう見抜けるものではないだろう。犯人を当てて　いい気になっていると、私みたいに衝撃を受けること間違いなし。 …続きを読む
  うーちゃん

  2014年02月16日
  20人がナイス！しています
• ラスト5行で明かされる真相には本当にびっくりした…同時に、主人公のハリーに対するイメージも一気に逆転。物語総てがひっくり返る快感に酔いしれた…同種のトリックを用いた作品は、幾つも読んでいるけれど、USAで19 ラスト5行で明かされる真相には本当にびっくりした…同時に、主人公のハリーに対するイメージも一気に逆転。物語総てがひっくり返る快感に酔いしれた…同種のトリックを用いた作品は、幾つも読んでいるけれど、USAで1976年、日本語版が1980年に発表された作品であることを考えれば、まさしく草分け的作品…あれだけしつこく、ハリーの心理が書き込まれていたのに、伏線もあったのに、全く見抜けなかった…大傑作です。 …続きを読む
  おぎにゃん

  2014年05月21日
  18人がナイス！しています

powered by