見知らぬ乗客

見知らぬ乗客

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1972年02月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784042518020
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見知らぬ乗客

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1972年02月28日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784042518020
妻と離婚するため故郷に向かう新進建築家のガイは、列車の中でチャーチルと名乗る富豪の息子と出会う。偏執的に父を嫌悪するその青年にガイは、自分の妻と彼の父との交換殺人を持ち掛けた!! 妻と離婚するため故郷に向かう新進建築家のガイは、列車の中でチャーチルと名乗る富豪の息子と出会う。偏執的に父を嫌悪するその青年にガイは、自分の妻と彼の父との交換殺人を持ち掛けた!!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「見知らぬ乗客」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミスのデビュー作。「息もつかせぬ」というのが比喩ではなく、まさにそのようなスリリングな展開。小説の構成は謡曲の「序・破・急」の運びだ。第一の殺人までが序、ブルーノ 『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミスのデビュー作。「息もつかせぬ」というのが比喩ではなく、まさにそのようなスリリングな展開。小説の構成は謡曲の「序・破・急」の運びだ。第一の殺人までが序、ブルーノーによるガイへの執拗なアプローチが破、そして第二の殺人の決行以降が急だ。読者の多くはおそらくはガイに感情移入して読むだろうから、その心理的な圧迫は凄まじいものがある。読んでいて苦しくなるくらいだ。結末は予想したものの一つではあるが、やや残念だ。また、(ここはそれでいいのだが)探偵がはなはだ魅力には欠けるか。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年03月06日
    427人がナイス!しています
  • 「太陽がいっぱい」のハイスミスによる 心理ミステリーである。 映画化されたらしいが、原作は正直 殺人に至る動機があまりにも弱く、 設定も やや強引な印象が否めない ..ガイ視点の展開は ガイの怯えと ブルーノー 「太陽がいっぱい」のハイスミスによる 心理ミステリーである。 映画化されたらしいが、原作は正直 殺人に至る動機があまりにも弱く、 設定も やや強引な印象が否めない ..ガイ視点の展開は ガイの怯えと ブルーノーの執拗さが理解できず 正直 戸惑う ..最後の展開も、もう少し..という印象の ミステリーだった。 …続きを読む
    遥かなる想い
    2017年05月08日
    203人がナイス!しています
  • 心理劇ミステリとも言うのだろうか。主人公のガイがブルーノの偏執さや狂気に次第に追い詰められていくのだが、おかしいのはブルーノであって、ガイが悩む理由がよくわからず…。帯に絶対ハズれなしとあるので、どこ 心理劇ミステリとも言うのだろうか。主人公のガイがブルーノの偏執さや狂気に次第に追い詰められていくのだが、おかしいのはブルーノであって、ガイが悩む理由がよくわからず…。帯に絶対ハズれなしとあるので、どこかでどんでん返しを待ち、終盤には、実はオーエンが仕組んだことなら面白いじゃないか!と 期待するも肩透かしだった。ヒッチコックが映画化したようだが、映画の方が見ていてハラハラして面白いかもしれない …続きを読む
    ケイ
    2016年06月09日
    111人がナイス!しています

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