サランボオ(下)

サランボオ(下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1954年06月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
212
ISBN:
9784042014034
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サランボオ(下)

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1954年06月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
212
ISBN:
9784042014034

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「サランボオ(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ナラヴァスの寝返りは、恋敵マトオへの対抗だったのだろうが、彼の思惑通り(?)サランボオの父親は勝利の暁に娘と結婚させてやると約束、傭兵たちの形勢は一気に悪くなる。最初から、ナラヴァスは嫌な感じだったも ナラヴァスの寝返りは、恋敵マトオへの対抗だったのだろうが、彼の思惑通り(?)サランボオの父親は勝利の暁に娘と結婚させてやると約束、傭兵たちの形勢は一気に悪くなる。最初から、ナラヴァスは嫌な感じだったもんなあ。マトオの狂おしい気持ちはひしひしと伝わって来るのに、サランボオの気持ちが、どうにもよく分からなかった。彼女は、本当にマトオが好きだったのか、マトオの熱情に一時的に感化されただけだったのか。そういったことを考えると、「タニットのマントに触れたため死んでしまった」というのは正しい表現なのかもしれない。 …続きを読む
    NAO
    2018年04月27日
    64人がナイス!しています
  • 役者も状況もそろった下巻はあっという間。そして大変血生臭い。生贄に捧げられる子供たち、血と死体があふれる戦場、そのなかでは誰も、アルミカアルさえも英雄のようには描かれないのですが、しかしそれは残酷な場 役者も状況もそろった下巻はあっという間。そして大変血生臭い。生贄に捧げられる子供たち、血と死体があふれる戦場、そのなかでは誰も、アルミカアルさえも英雄のようには描かれないのですが、しかしそれは残酷な場面を描いた美しい絵のように差し出されていてため息が出るほど。サランボオとマトオ、ナラヴァスが作り出す三角形もその道具になってしまっているように感じられるのは残念だったのですが、サランボオのたてる衣擦れや香料、戦場の血の匂いが本から立ちのぼってくるようで、古代カルタゴの空気を吸い込むような夢中な読書でした。 …続きを読む
    syaori
    2017年08月22日
    45人がナイス!しています
  • 高は括れぬものだ、と。血湧き肉躍る古代ロマンなどではなく、尋常でない小説だった。象に踏み潰される人々、十字架、兵糧攻め、カルタゴの生贄の儀式…何人死んでるのか?ひたすら血塗れで残酷だが、恐らく作者は楽 高は括れぬものだ、と。血湧き肉躍る古代ロマンなどではなく、尋常でない小説だった。象に踏み潰される人々、十字架、兵糧攻め、カルタゴの生贄の儀式…何人死んでるのか?ひたすら血塗れで残酷だが、恐らく作者は楽しんでいる(「さぞかしボードレールも満足だろう」)。腕によりをかけた、残酷さのための残酷さ。日常に退屈して?卑近な現実に飽き飽きして?血みどろの古代をうっとりと夢見ているようなところがないか。類い希な言語表現の達成であるけれども、どこか空虚なのはそのせいかな、と。読み進めるのがつらかった。 …続きを読む
    かんやん
    2017年07月16日
    11人がナイス!しています

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