新釈雨月物語

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1994年04月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041935019
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新釈雨月物語

  • 著者 石川 淳
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1994年04月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041935019

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「新釈雨月物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 崇徳院の怨霊が歴史を動かしてゆく「白峯」、生死を超えた信義「菊花の約」、男の不実にも変わらぬ女の信義「浅茅ケ宿」、人の苦痛の叫びが他人に届かないことを戯画した「夢応の鯉魚」、高野山で武士の亡霊に修羅道 崇徳院の怨霊が歴史を動かしてゆく「白峯」、生死を超えた信義「菊花の約」、男の不実にも変わらぬ女の信義「浅茅ケ宿」、人の苦痛の叫びが他人に届かないことを戯画した「夢応の鯉魚」、高野山で武士の亡霊に修羅道に危うく誘い込まれる「仏法僧」、愛に裏切られた女の怨霊「吉備津の釜」、魔性の女に魅入られ追われる「蛇性の婬」、愛する小姓の死から食人鬼となった僧「青頭巾」、徳川への世替りを黄金の精霊が予言する「貧福論」、現世での人情が異界の霊を呼び寄せ交感する物語としてのつながりを秋成は意識したという。 …続きを読む
    yn1951jp
    2015年09月19日
    35人がナイス!しています
  • ほどよく古典の香りが漂う文章が耳に美しい、石川版雨月物語。この角川版は、岡田嘉夫のイラストレーションが表紙に文中に散りばめられている。暗くて、妙におどろおどろしい岡田さんの絵柄が、雨月には合っている気 ほどよく古典の香りが漂う文章が耳に美しい、石川版雨月物語。この角川版は、岡田嘉夫のイラストレーションが表紙に文中に散りばめられている。暗くて、妙におどろおどろしい岡田さんの絵柄が、雨月には合っている気がする。石川淳による「秋成私論」、「樊噲の部分について」(樊噲は春雨物語に収録)も、面白い。角川版は重版未定で品切れだが、今はちくま文庫から「新釈雨月物語 新釈春雨物語」が出ているらしい。上田秋成の雨月とは違う、石川雨月。今日のような満月の光が冴え渡る夜に、うっかり手にとってしまう一冊です。 …続きを読む
    るすみら
    2009年07月08日
    24人がナイス!しています
  • 蔵書の再読■秋成の「雨月」と石川淳を同時に堪能できるオイシイ一冊。挿し絵もおどろおどろしくてよし■辻村寿三郎に人形芝居をやってほしいなあ 蔵書の再読■秋成の「雨月」と石川淳を同時に堪能できるオイシイ一冊。挿し絵もおどろおどろしくてよし■辻村寿三郎に人形芝居をやってほしいなあ
    えも
    2014年05月24日
    12人がナイス!しています

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