「火の鳥 7 乱世編(上)」感想・レビュー
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平安時代を舞台にした手塚治虫の代表作『火の鳥』。この巻ではSFの要素がなくなり、火の鳥は抽象的な存在として物語の中に組み込まれる。無垢なカップルの弁太とおぶうが、歴史の大きなうねりに巻き込まれて、離れ離 …続きを読む2015年06月19日112人がナイス!しています
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乱世編が始まる前の猿と犬の話が、権力争いというテーマに沿っていて唸らせる。鳳凰編の我王が再登場し、続けて読んでいる読者は嬉しい!時代は平家が国を治める世。木こりの弁太は都で櫛を拾い、美しい恋人・おぶう …続きを読む2016年08月11日40人がナイス!しています
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序において、犬の白兵衛と猿の赤兵衛の話が、全体を象徴する話として置かれている。鳳凰編に登場した我王が、鞍馬山の天狗として登場している。本編は、平清盛の盛衰が中心のストーリーとなっているが、そこに山の民 …続きを読む2020年09月01日37人がナイス!しています