喪失記

喪失記

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

購入する
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年12月18日
判型:
文庫判
ページ数:
256
ISBN:
9784041835067
label

喪失記

  • 著者 姫野 カオルコ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年12月18日
判型:
文庫判
ページ数:
256
ISBN:
9784041835067
カトリック神父のもとで育ったイラストレーター・理津子の前に、本能のままに生きる男・大西が現れた。精神と肉体の変化、個人と社会の関わりを残酷なまでに孤独な女性を通して描ききった力作長編。 カトリック神父のもとで育ったイラストレーター・理津子の前に、本能のままに生きる男・大西が現れた。精神と肉体の変化、個人と社会の関わりを残酷なまでに孤独な女性を通して描ききった力作長編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「喪失記」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ドールハウス、レンタルの間の二作目らしい。知らずに読んだが楽しめた。表紙を変えたらもっと売れたのではと思う。幼少期宣教師宅に預けられていたカオルコさんの過去が反映されている。性欲はありつつも、自己評価 ドールハウス、レンタルの間の二作目らしい。知らずに読んだが楽しめた。表紙を変えたらもっと売れたのではと思う。幼少期宣教師宅に預けられていたカオルコさんの過去が反映されている。性欲はありつつも、自己評価が低すぎて恋愛できない。かつ、肉欲を持つことは罪であるとの考えが強過ぎて30過ぎても処女という女性の成長譚。肉欲は罪ではなく、自分を肯定して貰うための恋愛というのがこの世にあっていいのだがカオルコさんは今作でもそこに辿り着かない。この小説では友人を得て、もりもり食べることで主人公は満たされて良かった。【KU】 …続きを読む
    ゆいまある
    2025年08月21日
    88人がナイス!しています
  • 主人公のアンバランスさが話の続きを知りたくなる推進力になっているように感じました。何故そのような考え方になるのかを理解不十分ながら咀嚼しながら読みました。幼少期から今までを上手くまとめているように思い 主人公のアンバランスさが話の続きを知りたくなる推進力になっているように感じました。何故そのような考え方になるのかを理解不十分ながら咀嚼しながら読みました。幼少期から今までを上手くまとめているように思います。 …続きを読む
    金吾
    2023年12月04日
    27人がナイス!しています
  • 「ひとりでいるのが好き、だと言えるのは、果てしなく長い時間をひとりでいたことのない人間だからである。彼、あるいは彼女にとっては、ごく短い時間にひとりでいることが新鮮なのである。」ここに圧倒的な孤独を感 「ひとりでいるのが好き、だと言えるのは、果てしなく長い時間をひとりでいたことのない人間だからである。彼、あるいは彼女にとっては、ごく短い時間にひとりでいることが新鮮なのである。」ここに圧倒的な孤独を感じた。果てしない孤独に恐ろしさも感じた。姫野カオルコの小説はそんな孤独を少し解きほぐしてくれる …続きを読む
    ゆきらぱ
    2022年05月20日
    27人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品